園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2024年01月11日

新年、あけましておめでとうございます。

2024年がスタートしました。

皆さんご承知のように、今年の幕開けは能登地方の地震や羽田空港の飛行機事故など、心落ち着かない年明けとなりました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

私も東日本大震災を経験しているため、とても他人事とは思えず、大変さが手に取るように分かります。一日も早く地震活動が落ち着き、復興が進み、日常の生活に戻ることができるよう祈るばかりです。

今回、新しい年が始まったということやお正月という普段よりも少し時間のある中で、このような出来事が続き、私もいろいろ考える機会となりました。やはり、天災はいつどこで起こるか分らないため、身を守るための心構えや具体的な対策など、今一度自分自身に様々なことを問いかけてみる機会になりました。職業柄私達は小さな子ども達と関わる身として子ども達の命を守るために万が一に備え、訓練を怠らないことや、実際起こった場合どのように対応するかなどの具体的なシミュレーションを日常から行っていきたいと改めて思ったところです。

私も東日本大震災時に感じたことは、こういうことを経験することによって、当たり前の日常がどんなに幸せなことなのかと痛感しました。

家族が元気でいること、温かい家があること、ご飯が食べられること、仕事があること。

大抵の人にとっては当たり前のことですが、この当たり前のことが今回のように突如できなくなることだってありますよね。新型コロナウイルスで生活が一変した時もそうでした。

日常の中で、人それぞれ不平や不満も少なからずあることと思いますが、それでもこの当たり前の生活ができることがどんなに幸せなことか、このような機会に実感します。特別大きな良い出来事がなくても、日々の生活の中で当たり前にできていることに目を向け、日常に感謝しながら今年も一年過ごしていきたいと感じた一年の始まりでした。

 

下の写真は先日出かけた時に見た夕日です。

ふと綺麗な夕日だなーと思って見ていたら、夕日を囲んで端と端に虹の始まりと終わりを発見!

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綺麗な夕日を見たこと、虹の端と端を見たこと、この光景を見ただけで何だか温かい気持ちになり、良い一年になりそうだなとほっこりしました。

良い一年になるのも、そうでないのも、結局は自分自身の心の持ち方しだい、物事の見方や捉え方しだいということもある気がしてなりません。

だからこそ、こんな他愛もない日常の風景にも気付ける心のゆとりを持ち、小さな喜びで心を満たしながら、新しい一年も過ごしていきたいと思います。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

園長   伊勢 千春

 

 

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