園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2023年11月22日

日々子ども達と接していると、ほっこりすることやなるほどと感心すること等、たくさんの発見があります。子ども達のくすっと笑える発想やなるほどと思えるエピソードをいくつかご紹介します。

 

【エピソード1 ~千春先生はどこ?~】

園長室で仕事をしていた時の事。

園長室のドアをノックする音。

「入ってもいいですか」と年長R君。「はい、どうぞ~」と声をかけると、

R君「園長先生。千春先生はいますか?」

私「はい。いますよ。どうしたの?」

R君「えっ?!どこに?! 園長先生に用事じゃなくて、千春先生に用事なんだよー」

「だから私が千春先生だよ」とアピールすると、「え?千春先生の訳ないでしょー、園長先生でしょー!」・・・。

「私が園長先生でもあるし千春先生でもあるんだよ。」と言うと、「え…名前2つあるの?!」と本気で驚いていたR君(笑)。「千春先生のとこに行ってきてね」と担任から話しをされたようで、一度職員室に顔を出して「千春先生いますか?」と聞くと「園長室にいるよ」と促され、園長室にやってきたようです。新たな発見ができてよかったね、R君(笑)。

 

【エピソード2 ~おまじない~】

Yちゃん「園長先生~あのね、Yのママのおなかに赤ちゃんがいるんだよ~」

私「え…!ホントに?! じゃあYちゃんもお姉ちゃんになるんだね、楽しみだね~」

Yちゃん「園長先生も赤ちゃん好き?」

私「もちろん好きだよ~Yちゃんのおうちの赤ちゃんが生まれたら抱っこさせてもらおうかな♡」

するとYちゃんが「じゃあさ、園長先生のおなかにも赤ちゃんが来るようにYがおまじないかけてあげる!」と大張り切り。「え…いいよいいよ、大丈夫!園長先生には、おまじないかけなくて大丈夫だから」となぜか慌てて(笑)全力で遠慮すると、「園長先生って、ほんとは赤ちゃん嫌いなの?」と変なツッコミをしてくるYちゃんなのでした(笑)。

「嫌いなわけではないけど、その…何ていうか…Yちゃんちの赤ちゃんだけで十分かな☆」と答えると、「あのね、赤ちゃんのタネはね、目から入ってくるんだよ。Yのママ、昨日目が赤かったもん!だから園長先生も目が赤くなったら赤ちゃんのタネが入ったってことだからね☆」

・・・・・。

どうしよう…目が赤くなりませんよーに(笑)

 

【エピソード3 ~影ってすごい~】

めるへんたいむの朝。

外に掲示してあるめるへんたいむのポスターを見てMちゃんが「園長先生~!ここに数字の『2』があるよー」というので、Mちゃんの指さすところを見てみると…

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皆さん数字の『2』がどこにあるかお分かりになりましたか?

そうです。掲示してある制作物の影が数字の『2』のようになっていたのです。

「ほんとだ~!『2』に見える見える!Mちゃんすごい大発見したね☆」

影で偶然できた数字の『2』。Mちゃんもよく気づきましたよね。見る角度によってまた違った形に見えるため、様々な角度からのぞき込んでいたMちゃんなのでした。

そんなMちゃんとのやり取りをしていた横で、年少さん達が「園長先生、ここにもきれいな青い影があるよー」と、通路のレンガに映った青い影を教えてくれました。その青い影の正体は、園バスの窓ガラスに光が当たり、ブルーに映っているのでした。

「すごいね」「きれいだね」「何でここだけ青いんだろーね」

年少さん同士の楽しい推理はしばらく続いたのでした。

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子ども達は日々こうして、日常の中から様々な発見をし、喜んだり感動したりその喜びや驚きを周りのみんなと共有しながら成長しています。

幼児期ならではの発見や面白い発想は、年齢が大きくなるにつれ形を変えていきます。幼児期の発見や発想は幼児期だけのもの。だからこそ、そんな子ども達のふとしたつぶやきやエピソードをいつまでも忘れたくないと思い、こうして綴っています。

さあ、今度はどんな子ども達のつぶやきや発想にであえるかな。

 

 

園長    伊勢 千春

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