園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2021年09月21日

来週、シェルコムせんだいで行う予定の運動会。

宮城県に今月12日まで緊急事態宣言が出され会場も休館となっていたため、万が一宣言が延長になり9月末の運動会にもかぶってしまったら…と、運動会の行く末が気になるところでした。幸い、宮城県の緊急事態宣言がまん延防止に移行したため、会場も再開し今のところ予定通り運動会が行えそうです。

そうはいってもまん延防止の措置がとられている中での運動会なので、今回は学年ごとに時間差をつけて行い、保護者の皆さんにはお子さんの学年のみ観覧という形をとることになりました。

行事のたびに毎回思うことですが、本来なら運動会や合唱会などの大きな行事は、我が子の学年だけでなく、3学年全ての発表を保護者の皆様にはご覧いただくことに意義があると思っています。

3歳で入園し、初めての集団生活に、きっと親も子も不安や心配があると思います。朝はお母さんから離れず泣いたり行き渋ったりということも年少さんならあるでしょう。それが少しずつ先生やお友だちにも目が向き、新しい場所に馴染んでいき、できるようになることも日に日に増えていく…。そんなスタートだったところから、運動会ではクラスの担任やお友だちと共にかけっこしたりお遊戯したりと活動する姿が見られるわけです。年中長の保護者の皆さんは、そんな年少さんの姿を見て、我が子にもこんな時があったなーと懐かしみ、今の我が子の姿を年少さんに重ね成長を改めて感じることができるのです。年中や年長の頑張っている姿も見ることで、我が子があと一年したら…あと二年後には…と想像しながら期待に胸を膨らませることもできるのです。

そんな想いを感じることができたなら、子育てはもっと楽しく、我が子をさらにいとおしく思えるのだろうと思います。

そういう意味で今回は他学年の発表をご覧いただけないのが少し残念ではありますが、こうして運動会が開催できること、そして子ども達と先生達が運動会に向けて一生懸命頑張ってきたことをみていただけるだけでもありがたい、と思って開催したいと思います。

運動会の内容はかけっこや遊戯、体操など日常の園生活の一部です。種目ひとつひとつは子ども達にとっては日常ですが、『運動会』は非日常ともなる雰囲気も兼ね備えています。だからこそ当日は『運動会』という雰囲気を子ども達にも、ワクワクドキドキしながら楽しんでもらい、保護者の皆様にもそんな雰囲気を感じていただけるよう、私達も精いっぱい頑張ります。やるからにはベストを尽くす、やるからには子ども達にも保護者の方にも充実した時間だったと思っていただけるような時間を作る、私自身ももうすでに気合いMaxです!!!(笑)。

私達大人の世界では『結果が全て』という言葉を耳にすることがあると思います。しかし、結果が全てではなく、それまでの過程がどうであったかにも目を向けていきたいと思っています。ひとりひとりが確実に日々成長しています。他と比べるのではなく、これまでの我が子と比べたらきっとどの子の成長だって感じられるはずです。運動が得意な子もいれば苦手な子もいるし、観客がいることで緊張していつもの姿が出せない子もいれば普段よりヤル気が出て張り切って取り組める子もいます。当日はその子なりの表現で運動会に向かい、最後はみんなに金メダルをあげられるよう心の中で精いっぱいひとりひとりを応援したいと思います。

保護者の皆様にも温かい目でご覧いただけたらと思います。

 

さて、今日はお月見。

私が出勤すると朝から先生達が調理室でバタバタと忙しそうに調理器具の準備をしていました。運動会真っただ中にあっても、ススキをとりに行ったりお団子を作ったりしながら日本の文化を子ども達に経験させてくれている先生達に感謝だなーと思った一日でした。お月見のお団子を食べてお団子パワー!そして夜のまん丸ピカピカのお月さまを見て満月パワーが子ども達のエネルギーになり運動会当日頑張れたらいいなーと、中秋の名月にまであやかろうとしている私です(笑)。

中秋の名月の本来の意味は…ご心配なく♡しっかり担任達から子ども達に伝わっているはずです♡

中秋の名月に満月は八年ぶりだそう。少々雲がかかっているのが気になりますが、一年で最も美しい月が見られるという今夜は、是非ご家族で夜空を見上げてみませんか。もし、雲に隠れて見えなくても、雲の向こう側には光り輝く大きな月がこちらを見ているはずです☆

 

 

園長     伊勢 千春

 

 

 

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