園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2019年10月01日

10月に入りました。

今日から衣替えで徐々に冬服への移行が始まる時期ですが、今日も朝から日差しがさんさんと降り注ぎ、仙台も気温が28度まで上がる予報です。

さて、運動会も終わり活動もさらに充実の秋に移っていきます。

玄関を出ると、この時期しか楽しめない金木犀のいい香りがふんわり漂っていました。そしてキウイ棚のキウイも立派に育ってきています。

「ん?! なんかいい匂いがする!」と子ども達も気付き、「このお花なんていうの?」「おばあちゃんちにもある!」など会話も弾みます。そしてキウイにも目が行き、「まだ食べられないの?」「味見したい♡」などなど見上げながらワクワクしています。

園庭に目をやると、いまだにリレーをして遊んでいる子ども達。しかし運動会前と比べると様子が少し変わっています。今までは年長さんが中心で運動会で一位をとるために真剣に取り組む姿勢だったリレーが、ここ数日は黄色い帽子の小さい組さんも混ざって楽しみながら行っている様子。年少さんは年長さんのリレーやバルーンを見て憧れをもって真似っこあそびが盛んです。「バトンもらう時は腕を伸ばすといいよ」「前の人が走っていったら線のところまで出るんだよ」などと年長さんが教えてくれる姿もみられ、こうしてあそびは次につながっていくのだなーと思いながらみています。

そして運動会を通して体を動かすことの解放感だったりルールのあるあそびを大人数で行う楽しさだったりを経験した年長さんは新たなあそびへも興味が広がっているようです。昨日の体育教室でドッジボールを教わり早速今朝は先生達も一緒になってたくさんの仲間を集めて歓声をあげていました。

なんだか先生達もすごく楽しそう♡♡♡

自由あそびの時間は園庭のあちこちでいろいろなあそびが繰り広げられています。

黄色い帽子の年少さんは何やらビールケースを組み立てて、秘密基地のようなものを作っていたり、秋から冬にかけて人参やカブを植えるために畑を先生達とフカフカに掘り起こしたり。

そうそう。

昨日夕方には砂場で子ども達がいっぱいあそべるように、新しい砂もトラックで山盛り運んでもらいましたよ~。

道路側のタイヤ階段の草むらでは、バッタ探しに夢中の年中さん。

虫カゴを見せてもらうと、いましたいました!大きなバッタから小さなバッタまで。そしてカマキリやカナヘビも!たくさんの虫たちがカゴの中で共同生活をしていました(笑)。

朝の自由あそびの時間だけでもこんなに充実した時を子ども達は過ごしています。

ひとりひとりがやりたいこと、興味があること、友だちから誘われて興味が生まれたこと。みんなのびのびとした時間を過ごしています。

『あそびはまなび』 『とことんあそぶことはとことんまなぶこと』

子ども達はあそびの中から、人との関わりや好奇心、工夫や発見、さまざまなことを習得しています。心も充実感で満たされるこれからの時期、有意義な学びができる教育活動を、私達も工夫していきたいと思っています。

 

 

園長    伊勢 千春

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