2018年06月02日
登降園時間帯の子ども達との関わりは、楽しいこと、ほっこりすることがいっぱい!
☆僕のお母さんの名前☆
いつもはスクールバスを利用している年中Aくん。この日はバスを利用せずお母さんが園までお迎えの日で、お母さんが来るのを待っていた時のこと。
私 「あれ?!A君今日お迎えなの?」
A君「うん!そうだよ。」
私 「あれ、そういえば今日A君のお母さん、幼稚園に来てたよね。」
A君「うん。おひさまくらぶにきてたと思う。」
私 「そっかー、今日A君の妹ちゃんおひさまくらぶに来てたもんね。おひさまくらぶ終わった後、お母さんバザー委員さんのお仕事してなかったかなー?あれ?A君のお母さんってバザーさん?」
A君「え…違うよ!ぼくのお母さんは山田さん!バザーさんじゃなくって、山田○○さんだってばー!」
近くにいた先生達と爆笑…!そうだよね(笑)、ちゃんとお母さんの名前が言えて偉かったね。
☆どうでもいい話☆
朝、バスから降りてきた年長Hちゃんとの会話。元気いっぱい走ってきてひとこと。
Hちゃん「園長先生!おはようございます!」
私 「はい。Hちゃん、おはようございます」
Hちゃん「あのね、どうでもいいお話があるんだけどー」
私 「えっ?!なになに?どうでもいい話ってどんなかな♡聞かせて!」
Hちゃん「あのねー、今日はとーっても気分がいい日なの!」
私 「おぉー、それはね、どうでもいい話じゃなくて、スバラシイ話です!」
Hちゃん「えっ?!そう?」
私 「そうだよ☆今日も一日楽しもう!」
Hちゃん「おー!」
Hちゃんのおかげで、私まで気分のいい日になりました。Hちゃん、ありがとう♡
☆私のお仕事☆
いつも泣いて登園していた年少さんの手を引いて、その子のクラスまで送り届けてくれていた年長のHちゃん。この日は少し寂しそうにバスからひとりで降りてきました。
Hちゃん「先生おはよう。今日ね、Hのお仕事なくなっちゃった。」
私 「おはよー。お仕事?あれ?今日は年少のHちゃん、お休み?」
Hちゃん「うん。お風邪ひいちゃったみたい。いつもお母さんと離れるのがさみしいみたいだったから、今日お手紙書いてきたのを渡そうと思ったんだけどー。だからHの今日のお仕事もなくなっちゃた。」
私 「そっかー。Hちゃんいつも年少Hちゃんのお世話してくれているもんね、ありがとね。でもね、たまにはお仕事お休みの日があってもいいんだよ♡Hちゃんのお父さんだってお仕事休みの日があるでしょ?お手紙は明日渡せるといいね。」
Hちゃん「うん、そうだね。せんせい見て。ほら、年少のHちゃんがすきなシールも貼ってきたんだよ。」
Hちゃんが見せてくれたお手紙には『○○ちゃん、だいすき♡』と自分で一生懸命書いたであろう一言が書いてあり、年少Hちゃんの好きだというキャラクターのシールも貼ってありました。心が育つってこんなことなのでしょうね。
なんて素直な子ども達の純粋な声。ひとつひとつに向き合っていくとこんな声がたくさん聴こえてきます。こんな子ども達ひとりひとりの想いに丁寧に寄り添っていきたいな…と日々感じます。
園長 伊勢 千春