園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2018年03月14日

いよいよ今年度もあと少しで終わろうとしています。

ここ数日は一気に春の訪れを肌で感じています。上着を着ないで外に出ていても寒くないし、風も春風のような暖かさを感じます。

風の子公園にも春が顔を出しているようです。

年長さんは二日後に卒園式を控えており、卒園式の練習の合間に風の子公園にあそびに行ったり、先生達とサッカーをしたり、最後の園生活を存分に味わっているように見えます。

先生達だってそうです。

一年間、一緒に過ごしてきた子ども達の進級進学を見届けるわけですから大きな喜びと、手元を離れる少しの寂しさが入り混じっていることと思います。

幼稚園生活は家庭での子どもの様子とはまた全然違ったものになっているだろうと思います。自分の思い通りにならない体験、友だちとの意思疎通が上手くいかない体験、誰かに甘えたくなっても自分の力で頑張る体験…小さな子ども達なりにぶつかる壁がたくさん出てきます。しかし、その壁を実際経験しなければ人の痛みや相手の思いを考えることが出来ません。友だちとの関わり方や時には我慢をすることなど人としての学びをこうして繰り返していくのです。それは辛いこと、嫌なことだけではありません。家庭ではゲーム等を手にとったり、テレビを観て時間が過ぎたりすることももちろんあると思います。しかし、幼稚園の生活の中にはそれらは一切なく、鬼ごっこや劇ごっこ、はないちもんめやあぶくたった、ドッジボールやリレーなど、たくさんの友だちがいるからあそべるあそびがほとんどで、子ども達は声をだし、頭を使い、身体を使ってとことんあそびます。そんな経験ができるのもやはり幼稚園ならではです。

友だちや先生達とそんな時間を過ごす幼稚園。

あと少しでひとつずつ学年があがり現在のクラスも終了となります。

最後まで、この子ども達と全力であそび、笑い、同じ時間を共有していきたいと思います。

 ※先生チームVS子どもチームサッカー対決!

 

園長    伊勢 千春

 

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