園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2018年01月25日

今週はかなり寒さの厳しい一週間でした。外にしばらくいるとまるで冷凍庫の中にずーっと入っているよう!

最高気温がマイナスの日もあり体の芯から底冷えするようなそんな寒さでした。しかし、仙台よりもっと北の地域や北海道などではこんな寒さが冬の間しばらく続くのだろうなーということを考えると、こんな寒さでまだまだ弱音なんて吐いていられない!と自分を奮い立たせている今日この頃です。

年少児はツララを見るのが初めての子も多く、「せんせい!これなーに?」とツララを指さし聞いてきます。ふざけて木のツララを「あのねー♡これは木の鼻水だよ♪」と言ったり、ホースの口から出ているツララには「これはホースの短い鼻水!」と言ってみたり。バスの車体の下やサイドミラーのツララを聞かれては「バスの鼻水だよ。今日のバスは1、2、3、4…大変!14本も鼻水垂らしてる~。どれどれ~○○ちゃんの鼻水は何本かな~?」なんて言うと、「えー!!はなみず~?!」「わたしははなみずなんかたらしてないよ~!」とおふざけも楽しみながら子ども達との会話のやりとりを楽しんでいます。

ポキッとツララを折って指でなでて、「すっごくツルツルしてる」「とけてちっちゃくなってきちゃった」と変化に驚き面白がる子ども達。

この寒さを体感すること、ツララを見ること触ること、面白いと感じたり不思議に感じたりしていることは全て季節の巡りによってもたらされていることで、春が近づけばまた違った体感にであえたり春を感じるものに今度は見たり触れたりできるのでしょうね。冬の寒さを体感しているからこそ、春の日差しの温かさをありがたく感じたり春の訪れを待ち遠しく楽しみに感じたりできるのでしょう。だからそのひとつひとつにも意味があるんだと思いながらこの冬を味わっています。

昨日の朝、起きて家のカーテンを開けると激しく降っていた雪なのに朝食を食べながらふと外を見ると、今度は静かにすごーくゆっくり雪が降っていてまるで降っているはずなのに雪がその場に止まっているような景色でした。思わず娘に「ねえー!見て!雪がすっっっごくゆっくり降ってるの!同じ雪なのに風や大きさの違いによって全く違う降り方するよねー」というと「え?!今さら?!」とひとこと。。。確かにもちろん頭では分かっていることですが、実際自分がその様子を見たり感じたりすると何だかすごく特別な瞬間にであえたような気がしてくるのです。「そんなことよりママ、いいの?道路凍結してるから早く出なきゃって言ってたのに」と娘に促され、そうだそうだと慌てて我に返りましたが、もう少しその景色を楽しみたかったな~と。実際家を出た時はもうすでに雪の降り方は変わっていました。少しの風の吹き方などで全く違った風景に見えた雪の朝でした。

今朝も車に乗り込もうとすると車のドアがカチカチで開かず、途方にくれましたがどうにか時間をかけて開けて雪をかいて乗り込むと、外気温の表記が-7℃と出ていました。どうりで車のドアも開かないはずですね。

幼稚園では朝早くから技能主事さんをはじめ先生達も歩道の雪かき、そしてバスの運転手さんはタイヤチェーンの取りつけと、一日がスタートする前から一苦労。ホントにみんなに頭が下がります。

こうしてみんなのおかげで幼稚園の一日が始まります。タイヤ階段の斜面を利用したソリあそびが大人気!駐車場の後ろの畑のところは現在雪かき後の雪が積み上げられており、今日見てみたら、なんと便器のような形のものが!子ども達は「いすだよー!」と言っていましたがどうみても便器にしか見えず…(笑) ※右下写真

鼻水だの便器だのおかしな発想を楽しんでいる私ですが、やっぱり外にずーっと出ていると寒い!!!身体の芯から底冷えするような寒さです。この季節を目一杯楽しみたいですが、その前に仕事が終わったら大急ぎで長靴の底のボワボワあったかインソールを買いに行かなくちゃ!

 

園長    伊勢 千春

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