2017年08月29日
今朝、Jアラートの音に皆さんも驚いたのではないでしょうか。私も例外ではなく、朝のちょうど忙しい時間帯での出来事にバタバタでした。ニュースや報道には注意をしていましたが、いよいよ実際Jアラートが鳴ると、現実的な問題として捉えていかなければならないと感じています。
先日ちょうど万が一の場合に備えた職員の研修についても投稿したばかりでしたが、避難訓練の内容も、火事や地震の時の避難の仕方と、今回のような場合の避難の仕方では避難する場所や子ども達への説明なども多少違ってくるので、職員間においては共通理解をはかる方向で動いています。
世の中の動きにも注意していかねばならないような心が少し落ち着かない状況ではありますが、昨日から二学期が始まっためるへんはいたってみんな元気☆
久しぶりの登園に、昨日のバス日誌によれば朝のバスに乗り込む際涙した子が全コース合わせて6~7名ほどいた様子。しかし、バスから降りてくる時はほとんどの子どもからは涙が消えていました☆
「おはよー!」と元気な子、もじもじと恥ずかしそうな子、朝の挨拶より先に「せんせい!あのね、知床に行って本物の鹿を見たよ!」「大阪のおばあちゃんの家に行って市民プールにいっぱいいったよ!」など、夏休みの出来事を話してくれる子と様々でした。
園庭では早速かけっこをしたり、ブランコをこいだりと、やりたいあそびに夢中になっていました。
今朝、園庭を見まわっているといろいろな発見あり!
今年の夏の長雨もあって、年長の田んぼの稲を心配していましたが、随分しっかり伸びていました。クラスの前で育てていたアサガオもたくさんの綺麗な花を咲かせています。
また、レモンやミカンの鉢にもまだ固くて青々しいですが、たくさんの実がついていました。
そして今年出来たばかりのデッキにあがり、めるへんのシンボルツリーとして植えたコナラの木に実がついていないか見てみると~。
ついていました!ついていました!
まだ青くて小さいけれど、ちゃんとどんぐりが実っていましたー!!!
これを発見した時の私の感動はひとしお♡
それは、昨年は植えたばかりということもあって実がつかなかったからです。ですから今年はどうかなーとずっと心待ちにしていたので、新芽が出てきた時、葉が日増しに大きく色濃くなっていくのを見た時、そして葉が生い茂ってきた時、全てにおいてワクワクしていたのです。
そして今日、ついにどんぐり確認☆
こんな些細なことですが、私にとってはとっても嬉しい出来事でした。
実がついたということは、根もしっかりはってきているということでしょう。この木を植えるまでは、めるへんに運ばれてこられ、今まで育ってきたところとは違う慣れない土に植えられ、しっかり根がはるだろうか、大きくなるだろうか、葉はつくだろうかと心配でした。なんだかめるへんの子ども達と重なります。大好きなお母さんのもとから離れ、今まで過ごしてきた環境とは違う環境に入り、人としての土台がしっかり育つだろうか、心も体もおおきくなるだろうか、個性はいきるだろうか…。心配というよりはそのような面がしっかり育てられるような保育を行なっていかなければという思いをこのコナラの木と重ねながら思っていました。新しい環境でスクスク成長するコナラの木に一喜一憂しているのは、そんなめるへんっこの姿と重なるところがあるからかもしれません。
めるへんのシンボルツリーであるコナラの木に実ったどんぐりをみながら、未来あるこれからの子ども達が、スクスクと、そしてのびのびと成長していけるように願った一日でした。
園長 伊勢 千春