2017年07月12日
７月８日(土) 気温３２℃。
照りつける太陽の中、今年も親父の会主催の泥んこ大会が開催されました。
毎年この時期、梅雨が明けていないのでお天気が心配されます。去年はどしゃぶりの雨も降り、直前までヤキモキが続きましたが、今年の泥んこは雨の心配全くなし！気温の心配全くなし！熱中症の心配だけは少々ありましたが、泥んこ大会ということで水をたくさん使ってのあそびだったので、身体のクールダウンはできるだろうという思いで挑みました。
泥んこ大会が始まった年から数えると、泥んこ大会経験歴はかなりの長さを誇る私ですが、今年は今までに経験したことのないような暑さの中での開催になった気がします。
親父の会メンバーからのせられて行なっている、泥んこ大会開始前の恒例の始球式？ならぬ景気づけのウォータースライダー…。いつもなら急に冷たい水に飛び込んで心臓がビックリしないか少なからず心配していますが(笑)、「え…？！水が冷たくない！」というのが今年の感想でした。「今年は飛び込んだ後の水しぶきが少なかったんじゃないか」「お上品な飛び込みだったんじゃないか」と数名のお父さん達からクレーム…いや感想をいただき、どんな期待をされているのかと苦笑い…。でもやるからには来年はもっと思いっ切りダイナミックに飛び込む演出をしなければ！という、なくてもいいような変な気合が入りました(笑)。
そんなこんなで始まった泥んこ大会。今年は＜どろまつり＞と題して、コーナー企画を親父の会メンバーが進めて下さいました。毎年基本は変わらないものの、少しずつ新しいあそび方を取り入れて下さり、年一回の恒例行事を楽しいものにして下さっています。
１８０名のお父さん方が参加してくださいましたが、泥んこ大会初めての年少さんにとっては、泥んこ大会自体がどうこうではなく、ただただ、たくさんの体の大きなお父さん達が園庭にいる！というだけで圧倒されて泣いてしまう子がいたり、その場の空気に飲み込まれてしまう子がいたり…。しかし年中、年長になるとたくさんの経験の積み重ねからそのような環境にも適応できるたくましさも備わっていき、存分に楽しむことができるようになっていくようです。
今年は大人も子どもも全身泥だらけの比率が高かったように思います。気温が高かったせいもあってか思いっきりあそべたのかなーと嬉しく思いました。
子ども達があそび終わった後は、穴を掘って泥だらけにした園庭を、もとの状態に戻さなくてはならず、これまた重労働。全てが終わった後、簡単な反省会を行なうということでホールに入りましたが、お父さん達が１８０人もいるのに、こそこそ話ですら遠くの方にも聞こえてしまうのではないかというような静けさ…。見れば暑さと重労働ととにかく全てに相当疲れ切ったご様子…。大変お疲れ様でした。そしてたくさんあそんで下さり、本当にありがとうございました。
反省会では何人かのお父様方から感想をいただき、その中で年少Oさんから「気づけば自分はどうしても我が子を目で探してしまっていた。しかし、見ると親父の会メンバーの皆さんはあちこちのいろいろな子ども達に話しかけたりあそびに誘ったりしていて、さすがだなーと。我が子ばかりを気にしている自分はまだまだだなと思った。次回は自分もそんなふうになれるように頑張ります。」という素敵な感想をいただきました。
そうなんです。
１８０名のお父さんたちの参加…と聞くと随分たくさんのお父さん達が参加して下さっているという印象をうけますが、２７０名の子ども達がいることを考えると、全体の約３分の２。ということはお父さんが来られないおうちの子だってもちろんたくさんいるわけです。ですが、めるへん親父の会のコンセプトは、めるへんの子はみんな我が子。だから自分のお父さんが来られなくたって寂しい思いをさせないで、とことんあそびを楽しんでほしい、楽しい一日になってほしいというのがこの会の願いです。それを考えればOさんの想いは会の主旨を理解して下さっており、ありがたいという思いです。時々、「自分の子がどこであそんでいるのかさっぱりわからなかった～」「我が子は全く自分の担当コーナーに来なかった～(笑)。」などという声も聞こえてきます。でも笑い話で終わっていることがほとんどで、我が子と一対一でのあそびの会にしてほしい…というような要望を私は聞いたことがありません。そんなおおらかな心もちがきっとめるへんっこ達の健やかな成長に結びついているのではないかと思っています。
秋に行なわれる第二回目の『お父さんとあそぶ会』も、例年だとかなり体力を要する企画になっているようです(笑)。まだまだ時間はありますので、さらにさらに筋肉を鍛えて秋まで準備していて下さいね☆
園長 伊勢 千春