2017年07月14日
梅雨ではありますが、毎日毎日うだるような暑さが続いています。
そんな中、今週はじめ、園庭にあるビオトープの様子を見に行くと、体の青いトンボ2匹と黄色と黒のチェック柄のトンボ1匹がビオトープの周りをずっと漂っていました。年長の子ども達は「ヤゴがとんぼになったんじゃない?!」と大騒ぎ!
3つあるビオトープのケースの内、ひとつのケースにはヤゴが3匹ほどいたので、子ども達も『もしかして、このトンボは?!』と興奮していました。トンボは1時間近くビオトープの周りにいたのですが、黄色と青の一匹が交尾しており、そのあと黄色のメスと思われるトンボが水におしりをチョンチョンと何べんもつけていたのです。これは卵を産んでいるのではないか?!と私も食いついて見入ってしまいました。
このトンボの種類を調べてみたら、シオカラトンボかなーと勝手に思っていましたが、どうなのでしょう。
その一連の様子を一部の子ども達も見ており、貴重な風景にであうことができました。
年長さんは3匹のヤゴがいることを知っていたので、「きっとトンボになったんだよー!」とそれはそれは喜んでいて、年長担任には「トンボになったかどうか抜け殻を探してみたらいいんじゃなぁい?」と促されていたので、私も一緒に探してみましたが残念ながら見つけることができませんでした。だから、ケースの中のヤゴがここにいたトンボになったかどうかは定かではありません。しかし、子ども達の想像がぐんぐん膨らみ会話がどんどん盛り上がっていたので、そっとその様子につきあっていました。もし、ここで生まれたトンボなら、里帰り出産だねーなんていう会話を先生達と楽しみながら…♡
こんないつもと変わりない生活の中でであう、キラリと光る小さなことがらに、心満たされる毎日です。
園長 伊勢 千春