園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2017年05月23日

先週金曜日は親子歩き遠足でした。当日は突き抜けるような青空で絶好の遠足日和!かえって気温が高すぎて熱中症にならないか心配なほどのお天気でした。

行事は天気が命!天気さえよければほぼ行事は成功!と言ってもいいほど、行事においてとても重要なポイントになるのが天気です。今回はそこの部分の心配が全くいらないお天気でしたので、朝からワクワク。

背丈の高いタンポポを発見したり立派な綿毛を見つけたりといいもの探しをしながら散策開始!

とにかく新緑がキレイ!

見上げると、青空に深緑や透けるような黄緑、緑は緑でも様々な色のグリーンが重なり合い、その葉と葉の隙間から光がさして自然の美しさをさらに引き立てているようでした。

また、梅林の梅もまだ小さいながらも実をつけはじめていました。子ども達と梅拾いに来る楽しみがまた一つ増えますね♡

そして、久しぶりに入ってみた『どんぐりの里』。

この看板はめるへんで作り、立てたものです。そして看板後ろに立っているのがどんぐりの木です。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実は今から10年以上前、めるへんっこ達がこの公園で拾ってきたどんぐりから芽が出たため、その芽の出たどんぐりを小さな黒ポットで育て始めました。このどんぐりを植えたら、どんぐりの木になるの?という子どもたちの素朴な疑問から生まれた活動でした。平成20年には黒ポットのどんぐりの苗が15㎝~30cmくらいまで成長したことを受けて、風の子公園の清掃や維持、管理の支援をボランティアで行なって下さっている『長命館サポーターズ』の皆さんと黒ポットから風の子にお引越しし、今度はちゃんと根が張るよう地面に移植しました。平成27年の時点で4m以上に成長し、おそらく今ではもっともっと大きくなっていると思います。

こんなに青々と葉が生い茂り、幹もかなり太くなってきています。あんな小さなどんぐりがこんな立派な木に成長していることをめるへんの子ども達にも語り継いでいきたいと思っています。

是非今度見に行ってみたい方はお声掛けください。園からすぐの場所ですので、よかったらご案内します♡

 

久しぶりにどんぐりの里の木の様子も見れ、なんだかとっても嬉しい気持ちで進んでいくと、あちこちから鳥のさえずりが…。かっこうやうぐいす、何種類もの小鳥のさえずりが聴こえてきたので、しばし立ち止まり鳥の姿が見えないかなーと探っていると、遠くから子ども達の元気な声が聞こえてきました。

奥まで散策に行っていた年長親子が戻ってきた様子。

「小鳥の鳴き声すごいですね~。すっごく綺麗な何種類もの鳥のさえずりですね。」と年長のお母さん達に声をかけると、下を向いてモクモク歩いていたママたちが顔をあげ、ひとこと。

「先生…。小鳥のさえずりなんてこれっぽっちも耳に入ってきませんよ~…。聞こえてくるのは自分の荒い息づかいと後ろの方の荒い息づかいだけですよ…。」

・・・・・・・・・・・・。

よーく耳を澄ませると、さっきまであんなに聴こえていた鳥のさえずりがかき消され、「はぁぁ~…はぁぁぁ…。」とママたちの頑張る荒い荒い息づかいが!(笑)。

のんきなこと言ってしまって反省。保護者の方にとって森の奥まで行く年長のコースはちょっとしたプチ登山くらいの疲労度だったようです。

でも、めるへんっこはこのルートで何度も何度もあそびに行きます!自然を感じるだけでなく、足腰も強くなり、頑張る力も自然につくという一石二鳥の素晴らしい場所です☆小学校に行けば長い距離を歩いて通学しなければならない子も出てくると思います。ですから少しでも体力を、しかもあそびの中から自然につけられたならこんないいことはないですよね。

子ども達からは「おなかすいたぁ!!!」という声を何回聞いたかな。おなかがすけば、ごはんも美味しい!おなかがペコペコで食べるお弁当はきっと格別だったと思います♡

小さいお子さん連れの保護者の方は暑さもあり特に大変だったと思います。本当に一日ありがとうございました。

園長    伊勢 千春

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