2017年05月16日
先週日曜日は母の日でした。皆さんのお宅ではどんな母の日を過ごされましたか？我が家は特別なことは何も起こらず、いつも通りの休日でした(笑)。朝に起きたての娘が朝ごはんの準備を率先して手伝ってくれたり茶わん洗いをしてくれたりというちょっと変わった出来事はありましたが(笑)。
さて、先日載せた記事 『日本一のお母さん』 の５項目を、この休日中に「結果に不満は言わないから正直に答えてね」と前ふりをし、娘に採点してもらいました。採点結果は以下の通り。(娘のコメントつき)
１、働き者のお母さん
(娘→８点 自己採点→５点) ※働く時はすごく働くけど、ダラダラする時はとことんダラダラするから－２点。
２、子どもとの濃厚なスキンシップを実現しているお母さん
(娘→１０点 自己採点→８点) ※いろんな話をたくさんしているから
３、ユーモアやこっけいさのあるお母さん
(娘、自己採点共に１０点) ※１０点以外他に何点があるの？！(苦笑…)
４、お母さんなりに社会に役立つことをしたいと願っているお母さん
(娘→１０点 自己採点→４点) ※みんなのために頑張っていると思うから
５、型破りな母ちゃん
(娘→１０点 自己採点→８点) ※その言葉のまんま
今回娘にこの採点をしてもらって驚くことがたくさんありました。２項目目の『子どもとの濃厚なスキンシップの実現』この項目で１０点を私につけた娘に、「えっ？！１０点？！だって最近スキンシップとらせてくれないよね？！」と私が言うと、娘からのひとことにビックリ。「スキンシップってなにも抱っこしたり頭なでたり触れ合うだけじゃないんじゃない？学校のことや友だちのこと、ママとはいっぱい話してるよね。必要なこと以外親とはほとんど話なんかしないっていう人も周りには結構いるからさ。だから今は話をすることが一番のスキンシップなんじゃない？」と。
スキンシップ…ひとことで言っても、いろいろなスキンシップの仕方がありますよね。幼児期には幼児期なりのスキンシップがあり、年齢が進むにつれその年齢なりにスキンシップの質も少しずつ変わっていくという基本的なことに気づかされました。確かに今年から高校生の我が子とは中学時代は学校のこと、友だちとのこと、受験を含むこれからのことなどで随分密に話をしていたなーと思い出されます。それが娘にとっては濃厚なスキンシップとの捉えになっていたようです。
そして自己採点で低かった『社会に役立つことをしたいと思っているお母さん』の項目。これも１０点がついてビックリ。「ママなりに何かのためにって出来ることを考えて実行していると思う。学校の役員もそうだし、幼稚園のこともいろいろ良くなるように考えていると思う。」との答え。私は『社会貢献』と特別に捉え、ボランティアもしていないし…と思っていましたが、そうかー、子どもの目にはそんなふうに映っていたのかーとなんだか感動。
最後の項目『型破りな母ちゃん』…私より型破りな人は結構いると思う…と考え、自己採点は８点にしましたが、娘から言わせれば「ママ型破りすぎでしょ？！」と言われこれまたビックリ！どういうところを娘は型破りと捉えているのかを聞いてみると、「周りに流されないところ」との答えが返ってきました。このコメントと『型破り』との関係性にハテナ？が頭に広がっていましたが、「今は時代の流れに流されたり、周りに流されたりする人が多いと思う。だからいじめも起こるんだと思う。よその家や周りのママ達の考えがどうであろうとママはママって考えしてるじゃん。考えはすごく柔軟なのにブレないところ。そこがある意味、型破りだと思う。」
・・・・・・・・・。娘にとって私はそんなふうに映っていたようです。
我が子はいつの間にこんなふうに物事を捉えられるようになっていたんだろうと驚きの連続でした。というより私の考えの浅はかさに自分でもビックリ(笑)。いろいろな視点や物の見方を我が子から学んだ時間でした。スキンシップだけでなく、子への関わり方や接し方、見守り方も我が子の年齢によって変わっていかなければいけないのですね。親からすればいつまでもかわいい我が子。しかし子どもは確実に成長しています。私も親として我が子にどんな背中をみせていかなければならないのか考えさせられた母の日になりました。
合計点は４８点。数字的には随分いい点数がついたけれど、お母さんとしてはまだまだこれからも頑張り過ぎない、いい塩梅(あんばい)のお母ちゃんでいきたいなーと思っています。
我が子の成長を十分に感じた母の日になり、それがサイコ―のプレゼントになりました。
三日ぶりのいいお天気♡気持ちも晴れやかです。
園長 伊勢 千春