2017年05月12日
日曜日は『母の日』ですね。
めるへんでも今週は各学年ごと、母の日に向けてお母さんへのプレゼント作りを行ないました。きっと今日持ち帰り、一足早くお母さん方の手元に届くのではないかと思っています。
母の日といえば、お母さんに日頃の感謝を伝える日。私も家に帰ればお母さんで、これを書きながら娘にとってどんなお母さんにうつっているのだろうかとふと考えました。
私が出産した頃はまだ職場の育休制度が整っておらず、娘が生後2カ月の頃から職場復帰しました。もちろん迷いはありましたが、この職場が居心地よく仕事にもやりがいを感じていたので、続けられるところまで続けてみて、難しいと感じた時はその時考えよう…そう思っていました。当時は子どもに合わせる生活どころか毎日大人の生活に合わせてしまうような、そんな慌ただしい生活だったなーと振り返っています。それでも何とか子どもに負担がいかないように…という意識だけは常に頭の片隅においておくよう努力しました。
とは言っても、大きな声では言えませんが私はテキトー母ちゃんです。威張れることではないですが、本当にそうです。
昔、初代園長が 『日本一のお母さんとは』 というタイトルで園だよりに記事を載せていました。平成元年当時、とある婦人雑誌社がこのテーマで小学生を対象にした作文募集をし、子ども達があげている理想の母親像が5つの柱になるというものでした。その柱がこれです。
1、働き者のお母さん
(掃除洗濯ごはん作り、一日中イキイキ働いている)
2、子どもとの濃厚なスキンシップを実現しているお母さん
(短時間でも子どもの情緒の安定に大きい意味を持つ・量より質)
3、ユーモアやこっけいさのあるお母さん
(童心のあるユーモラスなお母さんが家庭を明るくしている)
4、お母さんなりに社会に役立つことをしたいと願っているお母さん
(献血などちょっとした奉仕活動に子どもが感動)
5、型破りな母ちゃん
(画一化され、身動きのとれない母親ではない創造性豊かなお母さん)
この5つの柱を目にした時はまだ私も二十歳そこそこ。でも、自分がお母さんになったらこんなお母さんになりたいなーと思っていました。だって自分が子どもになったつもりで想像してみると、こんなお母さんのいる家庭はすっごく明るく楽しい家庭のような気がしたからです。この記事を目にしていなかったら、一生懸命子どものために必死で頑張る優等生母さんを目指していたかもしれません。しかし、この記事から私はあえて立派なお母さんでなくてもいいんだな…と思っていたので、肩に力をいれず、頑張り過ぎないでここまで来ました。一生懸命になりすぎてお母さん自身が怒ったり悩んだり不安そうにしていたり文句ばかり言っていたりしたのでは家の中はどうなるだろう…子どもはそんな母を見てどう感じるだろう…と思うと、やっぱりお母さんは家族の太陽みたいな存在でいるのが一番!お母さん自身があまり細かいことにこだわらず、イキイキキラキラしているのが一番!と勝手に思っています。
☆☆☆ちなみに☆☆☆
今の自分がこの5つの柱にどのくらい当てはまっているか、自己採点してみました。一項目10点満点。合計50点として採点。
・1-5点 (家事は完全なる家族での分担制。娘の方が分担が多いのではないかとの疑惑あり。仕事はイキイキ!家ではグウタラ(笑))
・2-8点 (我が子が小学生頃までは10点。でも高校生になった今、ちょっと敬遠されるため残念ながら8点…それでも頭をなでたり、ムギューと抱きしめたり若干迷惑がられてもいまだにアタック!なんだかんだ言ってまだ嬉しそう♡)
・3-10点満点! (大いに自信あり!!!)
・4-4点 (小・中学校で委員を引き受けたくらい…。でも落ちているゴミを拾ったりしているので半分位の点数かな)
・5―8点 (幼少期からの破天荒がいまだ消えず(笑))
合計35点。あれれ、こんなもんでした…。
みなさんも気が向いたら是非!
私は、今日家に帰ったら娘にも採点してもらおうと思っています(笑)。さて何点もらえるかな。
『母の日』 を前に、改めて我が子にとって自分はどんなお母さんかな…そんなことを考えてみるのも一年に一度くらい、いいかもしれませんね。
園長 伊勢 千春