園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2017年04月12日

ワクワクドキドキの新年度が始まりました。

おととい始業式を済ませ、昨日は入園式を行ない、いよいよ本日より新しい生活のスタートをきりました。初日というのに、昨日降った雨の影響で園庭にはたくさんの水たまりが・・・。

朝はポツポツと雨も残っていましたが、しだいに雨雲も流れていき、少しずつ園庭に出てくる子ども達の姿も。

まだ新しい生活に慣れず、お母さんから離れた寂しさが残る子ども達の気分がはれるのは、室内にいるより断然外です。ですから雨の影響で外に出られないというのはこの時期正直言って大変きついので、今日のような天気やこの園庭の状況を恨めしく思っていました。しかし、雨が切れるのを待ってましたーと言わんばかりにどんどん園庭に出てくる出てくる子ども達!

昨日入園式を終えたばかりの新入さんは、おそるおそる少しずつ水たまりに入っていく姿が何とも微笑ましい♡今しか見られない期間限定の姿です。だってそのうち水たまりに何の躊躇もなくバッシャーン!ビチャビチャ!となるわけですから…(笑)。でも中にはもう水たまりの楽しさを覚えてしまった子もいて、靴や靴下、制服などなど初日早々どろんこのお土産を持って帰ったお子さんも多かったのではないでしょうか?初日からこれ~?!と驚かれた保護者の方もいらっしゃったかもしれませんが、このような園庭の状況でも雨が降っていなければ外あそびはします!今日も先生達は張り切って裸足で出てきていましたから…(笑)。ですから雨上りの翌日などはどうぞ洗濯機をまわす準備をお願いします(笑)。

きっと今まではお母さんとずっと一緒だったので、水たまりがあれば「ほら、そこ汚れちゃうからいかないよー」「濡れるからこっちにおいでー」と制御されていたと思います。しかし親元から解き放たれた今、子ども達の目はランランと輝いています。水たまりがあればビチャビチャしたくなるのが子どもです。ご家庭ではやらせたくてもなかなかこういったダイナミックなあそびは難しいと思いますので、そこは幼稚園の出番!たっぷり味わわせてあげたいと思います。

そして、年長さんも頑張ってくれています。

バスから降りてくるとき、年長さんが新入の小さい組さんの手を引いてお部屋まで連れて行ってくれています。そして園庭の片隅では、泣いていた年少さんの話を聞いてくれている年長さんの姿も…。すぐに先生に知らせに来るのではなく、どうして泣いているのか話を聞いてくれていたようです。どうやら年少児が転んで砂がいっぱいついて少し血もでていたよう。砂を払ってあげたところで私のところに「小さい組さんが転んで怪我しちゃったみたいなの」と知らせに来てくれました。

年長さんだってクラス替えがあって新しいクラスになり新しい先生になり環境が変わったわけですから、どことなく落ち着かなかったりまだその環境に自分自身も慣れていなかったりというところがあると思います。ですが年長さんとしてできることをしてくれています。自分達が小さい組だった時に年長さんにしてもらっていたことを今度は自分達がしてあげているのです。経験の積み重ねはこういうところでいきてくるのですね。年長さんありがとう。

さてこんな風景で始まった新学期。毎年見る風景ですが、それでも、ああまた新しい一年の始まりだなーと新鮮に感じます。保護者の皆さんも、不安なこと、心配なことがたくさんあると思います。登園を渋ったり、泣いていたりするとなおさらだと思います。ですがこうして、子ども達は周りからの新しい刺激を受けて少しずつ前へむいています。預かり保育のお昼寝用の布団だって自分で運べちゃうんです!できる力が少しずつ増えているのです。だから朝は笑顔で元気にいってらっしゃい!と送り出してくださいね。幼稚園では私達が全力で迎えます☆

  園長   伊勢 千春

 

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