園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2017年02月16日

まだ2月ではありますが、立春を過ぎおひさまが出ると上着がいらない日もあるくらい温かく感じる日も。

子ども達はというとまだ朝早いうちから上着も着ずに園庭に飛び出してきて、ドッジボールをしたりロープを使ってターザンごっこをしたりと元気いっぱい。見ている方が寒いので「上着着ておいでー!」と言っても、「寒くないから大丈夫ー!」とひとこと言葉をとばし駆け去っていく子ども達。そんな子ども達をみていると、こちらまで笑顔になり元気になる…そんな気がします。

 

昨日の朝の自由あそびの時間、なんだか面白そうなことやっているよとの情報が入り砂場付近に行きました。すると、年長さんと年少さんでファミリ―レストランごっこをしていました。本当は実在するお店の名前(○○○ごっこ※この三文字に入る言葉は想像にお任せします(笑))で子ども達は共通理解しあそんでいました。

ビールケースでテーブルや椅子、店の入り口と案内所、食べ物が出てくるカウンターなども作ってあり本格的!

「何名様ですか?」「少々お待ちください」と店員役の子(年長児)が聞き、空いているテーブルにお客さんを連れて行く…ファミレスの最初の受付はバッチリ。よく見てみると、テーブルの上には店員さんを呼ぶ押しボタンまで!お客さんが席につくとお水をだし、砂場で使っている小さめのまな板をメニュー表に見立ててやりとりをしていました。そして注文したいものが決まると押しボタンを押しながら、「ピンポーン、ピンポーン」と声をだし定員さんを呼んでいました。

カレーライス、ラーメン、うどん、パフェ、オレンジジュースなどなど。いろいろな注文の声が飛び交っていてファミレスは大盛況でした。

 

1月の劇あそび旬間を経験し、想像する力や創造する力、表現する力と工夫…さまざまなものが育っているんだなーと感心しました。さらに子ども達にとって身近なファミレスというところの実体験があそびの中に大いに活かされていました。あえて4人席や2人席とテーブルの大きさを変えたり、椅子の数を変えたりしながら設置し、お客さんの数によって案内するテーブルも4人席なのか2人席なのか判断するなど、なんだかすぐにでも本物のお店で働けそう!(笑)。大人顔負けの働きっぷりで本物にかなり近づけたあそび方をしていました。子ども達の観察力には本当に脱帽です。いろいろな子が混ざり、いろいろな学年が混ざり、あそびは店員とお客を交替しながらどちらの役も楽しみと、この空間はとても楽しい空気に包まれていました。あそびの中から子ども達の様々な力が育っているのだなーと痛感した朝でした。

 

PS: 先ほど年少の子ども達が春を届けに園長室までやってきてくれました。その名もふきのとう。どうやら隣の公園で春を見つけてきたようです♡

  園長    伊勢 千春

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