園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2016年11月04日

先週土曜日は今年二回目の 『おとうさんとあそぶ会』 でした。

一回目は 『どろんこ大会』、二回目の今回は『めるへんの森ンピック』と称し、様々なアトラクションがありました。

今年はオリンピックイヤーということで、この『めるへんの森ンピック』というネーミングを親父の会会長さんが考えてきて下さいました。そこから、コーナー内容やコーナー名まで、全て有志のお父さん達で結成された親父の会の皆さんが検討され、当日を迎えました。当日は160名を超える参加人数。本当にありがたいです。

毎年二回目に行なっている 『お父さん遊園地』 のコーナーが基本のベースになっていますが、毎年ネーミングが変わったり、内容も少しずつ進化しているなーと思ってみています。

今回は、めるへんの森ンピックということで、スポーツにこじつけようと必死の(スミマセン(笑))親父の会メンバーが考えたネーミングは、例えば

・オヤジたたき(もぐらたたきのお父さんバージョン)→おやじスマッシュ

・新聞プール→シンクロ

・的あて→アーチェリー

などなど(笑)。他にも、ボーリングやサーフィン、風船テニスや手押し車競争、親父ハンティングなどたくさん体を使ってあそびました。見ている私からは、あそび…というよりお父さん達にとっては過酷なトレーニング…といえそうなハードなコーナーも結構ありました。普段あまり使われないような筋肉を存分に使うコーナーもあったため、翌日の筋肉痛がお仕事に響いていなければいいなー…と、密かに願っておりました。どうだったでしょうか~。

お父さん達が我が子だけでなく、いろいろな子ども達とたくさん関わって下さっている姿を見て、本当にこんな活動は是非今後もずーっと続けていきたいなーと感じました。最後の反省会で 「いろいろな子をおんぶしてみて、我が子より重い子がいたり軽い子がいたり、その重さを味わいながら我が子の成長を感じたり、おとなしい子やんちゃな子、子どものいろいろな個性を感じることができた」 とお話し下さっている方がいらっしゃいました。また、今年で卒園というお父さん何人かから「通算○○年合計○○回参加した…これで最後かと思うと寂しいです…」という声をかけていただきました。こんなふうにお父様方にも一緒に幼稚園生活を楽しんでいただけたとするならば、本当に嬉しいです。このような声を聞いていると、お父さん達にもどんどん幼稚園に興味を持っていただいたり、子育てに関心を持っていただいたりしながら子ども達の育ちに関わって頂けたら、めるへんの子ども達はとても幸せだろうなーと思いました。

 

当園の親父の会は平成11年から始まり、今年で18年…。今でこそ随分あちこちの幼稚園や小学校に親父の会なるものがありますが、当時はほとんどそのような会はまだ発足しておらず、珍しい状況でした。ですから泥んこ大会の時などは、他園の先生や保護者の方が見学に来られたり、どのように進めているか取材にこられたり…。私も親父の会が始まってから長ーく担当をしており、試行錯誤しながら会と園の橋渡し的な役割を行なってきました。当時の親父の会は3~4人からスタートし、懇親会も幼稚園の会議室で家庭からそれぞれ一品持ち寄りのアットホームなスタイルでした。しかし今では30人近いお父様方の集まりになり、懇親会はお店を利用して行なっています。以前と比べると親父の会のお父様方も少しずつ変容してきている部分もありますが、一つ言えるのはこの18年間、子ども達を楽しませたいという想いと、お父さん自身が楽しんでいる!ということだけは全く変わっていません。そして、我が子とだけの関わりを求めるのではなく、めるへんの子はみんな我が子…というコンセプトの元、たくさんの子ども達と関わって下さるスタイルも全く変わっておらず、18年間の親父の会の歴史を知っているだけに感慨深いものがあります。

めるへんの教育はこのようにしてたくさんの方々の力や想いが継承され今日に至っております。

 

・・・ちなみにこちらは、今回、あそびの最中に時々出没した『オリンピックおじさん』。このオリンピックおじさんに出会うと、めるへんの森ンピックオリジナルシールがもらえるという企画…(笑)。

見て下さい☆こんなに笑顔あふれる会になりましたよ。これからもめるへんっこたちの健やかな成長を一緒に支えていける会でありますように。

  園長   伊勢 千春

 

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