園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2016年04月12日

満開の桜と共に、新年度がいよいよ始まりました。

在園児は昨日始業式を終え、新しいクラスのバッジを胸につけてもらうと、何だか一気に顔つきまでお兄さん・お姉さんになったかのようでした。

そして今日12日は入園式でした。

昨日の夕方、ふと外を見ると、隣の長命舘公園の桜が桜吹雪になり舞っているのかと思いきや、横殴りの吹雪!

満開の桜と吹雪…初めて見る光景でした。

そんな天気でしたから、今日の天気はどうだろうか~と心配しておりましたが、朝から快晴の青空。長命舘公園の美しい桜が青空にマッチして本当にみごとな素晴らしいお天気でした。

 

そんな中、108名の新しい子ども達をむかい入れました。

入園式開始と同時に入場してきた子ども達の、元気いっぱいの泣き声と「おかあさ~~ん!!!」と絶叫する声(笑)。

式中ずーっとあちらこちらから叫び声に近い泣き声が聞こえていました。

知らない場所で、急にお母さんから離れる子ども達の気持ちを考えると、このような状態は当然のごとく…といった感じでしょう。

 

式が終わり、ご来賓としていらしていただいていた、加茂学区の校長先生や地域の皆様をお送りする時、「随分賑やかな入園式になり、失礼いたしました…。」とご挨拶すると、こんな声が返ってきました。

「いやいや毎年入園式を楽しみにしているんですよ~。この年一回の子ども達の元気な姿からパワーをもらっていますから~。」

という方もいらっしゃれば、

「最近は公園に行っても街に出ても、これだけ元気な子ども達の声はなかなか聞けないですから、ほんとに頼もしい!また一年がスタートするなーという感じが毎年して、いや~いいですね~。先生方は明日から相当大変でしょうけれど…(笑)」

と言う声も・・・。

そんなふうな温かなおおらかな気持ちでこの入園式に参列いただいているのだなーと思うと、本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

汗だくで泣いている子を見て、相当なエネルギーを使っているだろうなーと思います。あれが今のこの子達の精一杯の感情表現なのでしょう。

子ども達のそのままを明日からは保護者の方に変わり、幼稚園にいる間は精一杯受け止め、早く幼稚園が大好きになって登園できるように見守っていきたいと思います。

スクールバスに乗せる時、送り出す時、きっとお子さんに泣かれると後ろ髪をひかれる様な思いになるかと思いますが、まずは保護者の皆さんも笑顔で子ども達を送り出して下さい。

私達も全力で子ども達を受け止めます。

そのためにはまず、当分の間は体力温存!早寝を心がけて備えたいと思います。

今年一年間、どうぞよろしくお願い致します。

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園長    伊勢 千春

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