園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2016年04月14日

登園二日目の朝。

雨は上がっているものの、園庭のあちこちにたくさんの水たまり・・・。

すると、張り切って裸足で出てきた年長さん。

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「いたたたた~!」「うわ~っ!あしのうらがいたい~!」という声。

そっか~。冬の間中、長靴やブーツで過ごし、裸足で園庭に出るのが何ヶ月ぶり…という感じですから、足の裏が砂の感触を久しぶりに感じたということなのだろうと思いました。

少しすると感覚が戻ってきたのか、慣れてきたのか裸足で元気いっぱい園庭で鬼ごっこしたり、水たまりで泥んこあそびを楽しんだりしていました。

 

その傍ら。

おととい入園したばかりの黄色い帽子の年少さん。張り切って裸足で園庭へ出ては来たものの、やはり足の裏が痛いと言って上手く歩けない様子(笑)。

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おそるおそる土の上を歩く…といった感じが何とも微笑ましい~。まだまだ肌の色も白く、もちもちつるつるしていて赤ちゃんの肌のよう。

これが2年3年と経つうちに、浅黒く筋肉もついていき、しっかりとしたそれこそ自然の中であそび込んだたくましい脚に変わっていくのだろうなーと想像しながらその様子を見ていました。

すこーしずつ慣れてくると、これまたおそるおそる水たまりに入っていく姿も…。

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こうして、日常のひとつひとつの新しい小さな経験を積み上げていくことで、心も体も健やかでたくましいめるへんっこに育っていくのでしょうね。

そう考えると、これからがとっても楽しみです。

朝は先生達と、よりによってまだ入園して二日目になぜこの水たまりなの~~(汗)とこの環境を少しだけ恨めしく思ってしまいました。

水たまり…ということは、どろんこ…、まだならし保育の早い降園時間…なのに数回の着替え…、=(イコール)バタバタになる!!ということを想像すると、いつもはめるへんっこの最高のあそび道具になるはずの水たまりや泥んこが、今日はなんだか恨めしい…そんな気持ちになってしまいました。

しかし、こんなふうにあそんでいる子ども達の姿を見たら、やはり顔がほころびました。

大人の事情なんて子ども達には関係ない!やっぱり子どもはこうでなくちゃ!と思った一日でした。

泥んこになった洋服を持ち帰った子もたくさんいましたし、靴が泥だらけになり上靴で帰った子も何人かいました。新入園児の保護者の方にとっては入園早々少し刺激が強かったかもしれませんが(笑)、汚れた洋服は子ども達がとことんあそんだ証です。

「いっぱいあそんできたね」と褒めてあげて下さいね。

足の裏で感じる土や砂の感触も、泥んこあそびも、今しかできない経験ですから・・・。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 園長   伊勢 千春

 

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