園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2016年01月14日

今週から三学期がスタートしました。

初日登園してくると、最初の挨拶は「あけましておめでとうございます!」でした。

いつもとは違う挨拶を自分から張り切ってする子、ちょっぴり恥ずかしそうに挨拶する子、「おはようございます」よりは少し難しく、言い慣れない挨拶なだけに「あけましておめでとう・・・」と「今年もよろしくお願いします」がこんがらがってしまい、「あけましておねがいします!」と言ってしまい、朝からゲラゲラ大笑いする子など様々でした。

挨拶のあとは、

「先生!見て!歯が抜けたよ!」「ぼくは新しい歯が生えてきたよ」「おばあちゃんのうちにいっぱいお泊りしてきた」「回るお寿司じゃなくてお寿司屋さんがおうちにお寿司を届けてくれて、おっきな入れ物に入ってるお寿司をみんなで食べたよ~」「お年玉いっぱいもらった!」などなど(笑)・・・。

ひとりひとり、冬休みの間に起こった出来事で先生に伝えたかったことがたくさん出てきていました。

 

そして今日は三学期早々、子ども達が大好きな「めるへんたいむ」の日でした。

三学期みんな元気に幼稚園に来ているかな~と気になり、各コーナーをまわってみました。

すると楽しそうな7つのコーナーが目白押し!!!

今年の干支のサルにちなみ茶封筒を使った≪おさるの人形作り≫のコーナーや、幼稚園の畑で大きくなった≪白菜の漬物作り≫のコーナー。

封筒で作るお猿さんは、袋に手を入れると指が2本出るようになっており、おさるの腕に大変身!顔もみんな思い思いの顔に仕上げていました。そして漬物作りでは白菜を包丁で切ったら袋に入れ、塩やゆかりなど好きなものを入れてモミモミしたらその場で「いっただきまーす!」。生野菜をバリバリ食べる子ども達でした。

外ではビニール袋にマジックで好きな絵や模様を描いて凧を作り≪凧あげ≫コーナー。お正月のあそびの定番でもありますね。そしてもうひとつ。大きくグルグルと渦巻を描いて≪渦巻鬼≫。寒さを吹き飛ばすように元気いっぱい走り回る子ども達の姿がありました。

凧あげと同様、お正月のあそびといえば、≪かるた≫と≪ふくわらい≫。

年少・年中組のかるたグループは読み札は先生。そして、年長のかるたグループではとっても面白い光景が…。

よーく見てみると、読み札を全員が持って、順番に読んでいる様子。「え・・・?これなんて読むの?」「わらうかどにはふくきたる…だよ」と教え合う姿も…(笑)。ともすればトラブルもおきそうな進め方でしたが、読み上げるのと、かるたをとるのとで一人二役できる充実感からかとっても和気あいあいと楽しそう(笑)。

そして福笑いでは最初に顔のパーツを自分で作り、出来上がったらタオルで目隠しをしてあそびスタート!

「右右右!」「ちがーう!もっと上~!」などなど。近くで見ている友だちからはアドバイスの声が飛び交い、最後は目隠しを外して大笑い。見ているこっちまで幸せな楽しい気分になるコーナーでした。

そしてこちらは≪たこやきやさんごっこ≫。こちらのコーナーではたこ焼きを作る工程が3つありました。

1、たこやきに見立てて紙粘土を丸めたものを卵パックの中に入れ、割箸で自分で焼けたと思うまでひっくり返す

2、舟形の画用紙で作った容器に入れ、ソースに見立てた絵の具を塗る

3最後は青のりに見立てた緑色の細かーい紙をパラパラ散らす

面白いですね~。よくこんなアイディアが浮かんだなーと感心!たこ焼きを割箸でクルクルとひっくり返すのにはまってしまった子もいたようで、割箸使いが本当のたこ焼き屋さんのようでした(笑)。

始業式翌日のあそびはこんなふうにスタートしました。

お正月ならではのあそびも満載の今回のめるへんたいむ。各クラスでもしばらくはかるたなどもあそびの中に取り入れていく予定です。

めるへんでは文字なども「教える」という概念ではなく、かるたあそびなどから自然に文字にも興味を持ち、次のステップにつながるような流れを作っています。かるたあそびは文字に興味を持つ絶好のあそびではないかと思っています。

 

さて、今のところまとまった雪がまだ降らず、なかなか冬ならではのあそびができませんが、本格的に寒くなってくる時期です。寒さに負けず元気に外であそんだり、室内でも工夫したあそびができる環境を作ったりしていきたいと思います。

 

 

園長    伊勢 千春

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