園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2016年01月20日

今週月曜日。

ついに仙台にも冬がやってきた!…という雪に見舞われました。前日の日曜日から、明朝の道路状況はどうだろうかと連絡を取り合ったり、明け方四時ころからは何度も雪の降り方をチエックしたりと落ち着かない週のスタートでした。

大人の事情でいえば、出勤やスクールバス運行の都合上、雪は降ってほしくないですが、子ども達にとっては絶好のお楽しみの季節到来!

園庭いっぱいに積もった雪や、通路の雪かきをしてこんもりと山になっている雪山を見て大興奮!この時期にしか味わえないワクワク感に包まれているようでした。

そり滑りをしたり雪だるま作りをしたり、雪合戦をしたり…。まだ誰も足を踏み入れていない雪で覆われた風の子公園にあそびに行ったクラスも・・・!保護者の方からも、「昨日風の子に行ったんですね~!さすがめるへんだわ~」と笑われました。

 

そして今朝は朝から澄み渡る青空とピカピカのお日さま♪

今回の雪は水分を含んだ湿った雪だったため、今朝は園庭の雪もカッチカチに凍っており、また昨日とは全く違う風景に・・・。

子どもが二人は入れるような穴の中にもぐりこんであそんでいる子がいたり、昨日はそりで滑っていたタイヤ階段のところでは雪のツルツルを利用してそりなしの体すべりをしている子がいたり・・・!

スキーウエアがいい感じに滑ってくれてみんな大喜び!お迎えにいらした保護者の方とも、「スキーウエアも、こんなにたくさんあそんでもらったら本望ですね~」なんて話していました☆

そして、園庭の真ん中には大きな天然のスケートリンクが登場!

かなりツルツルになっており、「わたし まおちゃん♪」 「はにゅうくんはこんなふうにまわるんだよ」 など、テレビで観ているスケート選手のまねをしてあそぶ子も・・・。すってんころりん転ぶ子は続出でしたが、泣いている子を私は見かけず、転んでは笑い、また転んでは笑いの繰り返しの風景を目にしました。中には 「先生!僕が転んだの見ててくれた~?!ちょっと見てて!」とお願いしてくる子もいたくらい(笑)。子どもにとっては 『あえて転ぶ』・・・ということが楽しくて仕方ない様子でした。

わざわざ氷の上で『アルプス一万尺』をしてあそんでいる子もいれば、ヌマエビがいる外の丸いカメにできた大きな氷をみんなでとってきて、「白雪姫の鏡みたいでしょ」といって運んでいる子達がいたり・・・。

待ってました~!と言わんばかりに雪あそびを楽しんだ子ども達でした。

本当に子ども達にかかっては何でもがあそび!どんな環境でもあそびになってしまう。まさにあそびの天才ですね。

スキーウエアが汚れるからそりを使わないとダメ…など、そこに大人のルールを盛り込んでしまったら、きっと子ども達のあそび・アイディア・ひらめきや思いつき・創造や想像に制限がかかってしまう可能性があるだろうなーと思いながらみていました。

それは今保育でも取り入れている 『劇あそび』 についても大いに言えることです。次回は、幼児期の『劇あそび』を保育の中で大切にしていることについて、取り上げたいと思います。

 

 

園長   伊勢 千春

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