園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2015年08月24日

あまり経験したことのないような暑さに見舞われた今年の仙台の夏。

日中はまだじめっとした蒸し暑さがあったり、セミの泣き声がきこえてきたりしているものの、気づけば朝晩はめっきり涼しくなり、夜になると秋の虫の声がきこえてくるようになりました。

窓を閉めて寝ていても、タオルケット一枚では少し寒いかなーと思うようなそんな時期がいつの間にかやってきた…という感じがしています。

 

毎年、夏休み中は甲子園で高校野球が開催されており、私の父親などは、地元の高校に限らず、毎試合テレビで欠かさず見ていますが、私はというと、どちらかといえばたまにチャンネルをあわせ、「ここの高校名はよく聞くな~」とか「ここの高校はあまり聞いたことないところだな~、 どこの県だろう…」東北の高校が勝ち進んでいれば、「お、まだ頑張って残っているんだー」という程度の、正直あまり力を入れて観るタイプではありませんでした。

ところが、今年は気づけば東北の高校勢同士の戦いだったり、地元の高校が決勝まで進んだりしていて、かなりじっくり試合を味わう日がありました。

そうしてみていくと、一試合一試合の中にもすごいドラマがあるのだなーということを改めて感じました。

 

今年もいましたが、その年ごとにマスコミなどにも取り上げられるような秀でた選手がおりますが、今年の高校野球を見ていて思ったことは、やはり「チーム力の大事さ」でした。

個々のレベルの高さはもちろん必要であるけれど、だれでもミスをしたり、気持ちが平常でいられなかったりすることはあると思います。その分、チームの誰かがそのミスを取り返すようなファインプレーをしたり、声をかけて気持ちに寄り添ったりしながら、また試合が立て直されていく…という場面がいくつか見られ、これこそがチームの力なのだろうと思いました。

たまたま高校野球でしたが、他のスポーツでももちろん言えることでしょうし、これは職場でもいえることだろうと改めて思いました。

とにかく全力で目の前の事に向き合い、ひたむきで一生懸命な高校生の姿に心打たれました。

 

私達の職場も「チーム力」が大事です。

幼稚園教諭としての向上心を持って、専門分野の勉強したり、技能面を磨いていったりすることはもちろん必要なことです。でも時には失敗をしたりミスをしたり上手くいかない場面も出てくると思いますし、心が疲れてくることもあると思います。

ひとりではいいプレーはできないのと同じで、教育の現場も、自分一人ではいい保育はできないのです。

だからこそ、高校生から学んだ「チーム力の大事さ」を「めるへんのチーム力」に置き換えて、ひとりひとりが自分だけでなく、周りもカバーできるような環境を二学期も作っていきたいなーと感じています。

 

さあ、いよいよ二学期が始まります!

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

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