園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2015年04月21日

新年度がスタートしてから一週間、まだ年少さんのクラスからは泣いている声も聞こえてきていますが、やりたいことを見つけてあそんだり、天気の良い日は外に出て砂場であそんだりしています。

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朝バスから降りると、年長さんが小さい組さんの手を引いて部屋まで送ってくれる姿も見られます。

なんとも微笑ましい姿です。

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登園したらシール帳にシールを貼る、連絡ノートや手拭きタオルを出すなど、ひとつひとつの確認をしたり、帰りにはみんなで集まりをし、絵本や紙芝居を見て明日を楽しみにし、さよならをするなど幼稚園の生活の仕方を学んでいます。

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こうして少しずつ子ども達は初めての小さな社会に出て、集団の決まりやルールを覚えていきます。楽しいこともあれば、嫌なこともあると思います。今までは家庭で優先順位が一番だった子も集団の中では思い通りにいかないことも多々出てくるでしょうし、時に荒波にもまれることもあると思います。そんな状況なので、「幼稚園イヤ!」となることだってあるでしょう。

そんな我が子をみると、親心としてはかわいそうに思えてくるかもしれませんが、そうやって幼稚園生活を繰り返していくことで我慢も覚えたり、社会性が身についたりしていくのだと思います。

だから、子ども達の「幼稚園イヤ!」は、子ども達がこれから社会に出ていくために必要な成長過程の一部で頑張っているんだということをご理解いただけたらと思います。

それは、保護者の方だけでなく、もちろん私たち職員もそうです。

指導として子ども達に具体的な方法を伝えていくこともあれば、「ダメなものはダメ」としっかりと教えていかねばいけない時も出てくるでしょう。時には幼いながらにも子ども達自身でどう問題を解決していくかをあえて教師が出ていかず、そっと見守る事も必要になってくるだろうと思います。

子ども達が小さな心と体の中でたくさん頑張っていることを理解した上で、子ども達への場に応じた対応の仕方や寄り添い方を学んでいかなければなりません。

 

親としても、子どもを社会にだす第一歩。

子ども達と同様、ドキドキすることもあると思いますが子ども達と一緒に私たち大人も成長していけたらいいですね。

「親も子も教師も共に育つ幼稚園」。

そんな幼稚園をめざし、新年度スタートです!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 園長   伊勢 千春

 

 

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