園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2015年01月21日

昨日は大寒でした。
一年で最も寒さが厳しい頃。

空気も風もやはりぴりっと冷たい!めるへんの上空に広がる青空もなんだかきりっと引き締まって見えます。

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さて、そんな大寒の日の子ども達はというと~。

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たくさんの子ども達が外に出てあそんでいました。

しかも上着を着ていない子が何人も!!!

寒くないわけがないと思い、ひとり一人に声をかけてみるのですが、「寒くな~い!」「走ってると暑いもん!!」などの声・・・。

朝、子どもを送ってきた保護者のCさんと挨拶を交わし、たまたま子ども達のその薄着であそんでいる姿を見て「どうしたもんですかね~」と声をかけると、「ほんとだ~、見ているだけで寒そう~」と。

大人は少しでも暖かいところから出たくないと思うし、家でなんかリビングからトイレに行く廊下に出るだけで寒くて嫌ですもんねーなどと話しながら、子ども達をしばらく眺めていました。

「寒くない!」の子どもの言葉が、本当に寒くないのか、それとも上着を取りにいくのが面倒なのか、楽しんでいるあそびを中断するのが嫌なのか・・・。大人とは皮膚感覚も違うのだろうかなど考えてみたり・・・(笑)。

するとCさんが、「でも、先生・・・。子ども達のあの表情見てください。あの顔、寒いって顔じゃないですよねー」と。

子ども達の体にばかり目がいっていましたが、ホントだ。確かに子ども達の表情に目をむけると、全く寒そうな表情をしていません。むしろ今にも顔から湯気がでそうな赤くてピカピカのほっぺをしており、笑顔もキラキラ。顔がまるでホッカイロのような温かな雰囲気を醸し出していました。

パッと見の子ども達の姿からは「寒そう・・・」の一言しか言葉が出ませんでしたが、子ども達のあそんでいる姿、表情をよーく観察してみると、確かに寒さを感じる雰囲気ではありませんでした。

何事にも、その一瞬の見た目だけでの判断では、本当のところは分からないのかもしれない…じっくり見る、表情を読み取る・・・いろいろな場面において大事なことだと思った何気ない朝の時間でした。

それにしても、やっぱり空気は冷たく何か着せたくなってしまうな~と親心のような感情をぬぐいきれない自分でした(笑)。

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園長   伊勢 千春

 

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