園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2014年11月07日

昨日は午後から新入園児面接日だったため、在園児は休園でした。そこで、午前中に先生達みんなで園内研修を行ないました。

そろそろインフルエンザやノロウイルスなど感染力の強い病気が流行ってくる時期ですね。

そこで、先日 「ノロウイルス感染予防」 の研修会に出席してきた先生から研修内容の伝講をしてもらいました。

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前半は基礎知識を学びました。いわゆる食中毒と呼ばれるものは調理した人の手を経て口に入るため、なかなか感染を防ぐのが難しいですが、ウイルスを含む便や吐物が口に入ることで感染する感染症は努力で防げるとのことでした。

もちろん予防のためのうがい手洗いは大事ですが、手洗いも行なったからといって安心ではないので洗い残しがないようにしっかり行なうことが大事ですよね。

実際、この研修に出た先生が研修の中で手洗い実践を行なったそうです。手洗い後にブラックライトをあてて菌が残っているかどうか調べるとあって、かなりしっかり手洗いを行なったのに、実際ブラックライトをあててみると、爪の周りに洗い残しがあったようです。ちなみに去年同じ研修に出た先生は、てのひらのしわの部分に洗い残しがあったよう。

上手な手洗いの仕方も覚えることで、少しは感染を防ぐことができますよね。

子ども達にもしっかり手を洗うことを伝えていきたいと思います。

 

そして、後半は下痢便やおう吐物の処理の仕方を実践しました。

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今回はコップに色水と細かくした紙を入れ吐物のかわりにし、吐いたという設定で床にこぼしてみると、「え・・・?!こんなところにまで?!」「前に出たはずなのに、後ろ側にも飛び散っているよ!」と驚きでした。

想像していたよりも、かなり広範囲にわたり飛び散っていることがわかりました。

 

昨年度、仙台市内だけでも5か月間で50件に近い集団感染例が報告されているそうです。

幼稚園のような機関では、職員の感染防御が集団感染を防ぐ第一歩となるようなので、今回学んだことを現場でもしっかり実践していき、二次感染をできる限り防ぐ環境を作っていきたいと思います。

 

だんだん寒くなってきましたが、まずは寒さに負けない身体作り!病気にかかりにくい身体作りに心がけ、外で元気いっぱい身体を動かしていけるといいですね。

ドッジボールに縄跳び、めるへんっこたちは今日も元気です!

 

 

園長   伊勢 千春

 

 

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