2014年10月24日
前回は、育てた野菜を利用した絵画活動をご紹介しましたが、今回は畑野菜の活用法第二弾。
≪ハックルベリー編≫
年少で育てた「ハックルベリー」。
一回目はジャムにして食しましたが、二度目はハンカチ染めにして楽しみました。
かなりの数のハックルベリーが収穫でき、みんなビックリ!少し触っただけでも指が紫色になり二度ビックリ!
真っ白だったハンカチが鍋の中でグツグツ紫色に染まっていくのを「すごーい」「どうして~?」と驚いている年少組さんでした。
≪シソ編≫
年長さんで育てていた青紫蘇。
こちらもまた大豊作になり、天ぷらにしたり餃子の皮にチーズと巻いて焼いて食べたりといろいろな楽しみ方をしていました。
シソは香りが強いのも特徴。
収穫時には葉の匂いを嗅いだり、ザラザラの葉っぱの感触を味わったりしていました。
つい先日、シソも終わりを迎え、根っこごと抜いて、種取りをしていました。
すごく小さい種にみんなビックリ!!!
たくさんの人に見てもらえるようにその後廊下に展示していた様子。
最後は種クイズになっていたようですね。
このように種を取ってまた来年植えて育てる・・・という活動に結びつけているのはシソの他にもオクラなどがあります。
≪トマトの根っこ編≫
年中で育てたトマト。
たくさんたくさん実をつけていろいろな調理法でおいしくいただきました。
その後畑掃除の時に根っこを抜いてみると、その根っこの立派さに「すごいね~!」とみんなびっくりした様子。何かに使えそう♪ということで根っこを洗っていたら、「魔女のほうきみたい」という子の発想がきっかけとなり、トマトの根っこで「魔女のほうき作り」をしていました。
出来上がるとほうきにまたがり「魔法学校に行ってきまーす」とごっこあそびも始まった様子。
せっかくほうきができたので、紙粘土や風の子公園で拾ってきた小枝を使ってかわいい魔女も作ったようです。
そして最後は・・・・・
≪サツマイモのつる編≫
芋ほり遠足で掘ってきたサツマイモ。
おいもはおうちへのお土産になりましたが、サツマイモのつるもこれまたいろいろな活用ができるのです。
みなさんはサツマイモのつるも食べられることをご存知でしたか?
サツマイモのつるを切って洗って炒めて味付けし、サツマイモのつるのきんぴらを作っているクラスや、壁面にも活用されていました。
これからサツマイモのつるを使ってリース作りをするクラスもあるようです。
野菜そのものを調理して食べるだけではなく、実から出る色素、根っこ、つるなど、とにかく余すことなくあらゆる活用をしています。よくこんなにいろいろな活用法がうまれるな~と客観的に見て感心しています。
一つの野菜からこんなにもいろいろな活動に発展していくなんて、とても楽しいですね。
育てて収穫するまでの楽しみ、香りの楽しみ、手触り、形、切った時に出てくる断面の模様の面白さ。
いろいろな楽しみ方をして、子ども達の生活の中にこのように様々な野菜が溶け込んでいくと、きっと苦手だった野菜も身近かに感じるかもしれませんね。それも活動していく上でのねらいです。野菜嫌いの子が少しでも野菜を身近かに感じてくれたり、苦手だったものに何らかの形で興味をもってくれたりしたら大満足です。
これから冬に向かうめるへん畑の野菜たちはどんなものに変身していくのでしょう♪
とっても楽しみです☆
園長 伊勢 千春