2014年08月25日
長かった夏休みも、もう今日で終了です。
先日、仙台文学館に行ってきました。
人気絵本「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」をはじめ、様々なジャンルの作品を世に出しているかこさとしさんの期間限定特別展を見てきました。
作者の絵本に込められたおもいや、作品が出来上がるまでの過程、原画など、興味を引く内容が盛りだくさんでした。
改めてこのような世界に触れると、やっぱりお話の世界って楽しい!絵本って素晴らしい!と実感します。作者がどんなおもいでこの作品を作ったのかを知ると、一冊の絵本に奥深さを感じます。
絵本の読み聞かせにも、いろいろなスタイルがあります。クラス全体で・・・または先生の周りに何人か集って・・・そして、お母さんやお父さん、先生のおひざの上で・・・。一冊の絵本を味わうのにも、いろいろなスタイルがあって、いろいろな楽しみ方があっていいのだと思います。
休み明け、また絵本をはじめ、お話の世界を楽しんでいけたらいいな・・・と感じて帰ってきました。
また、今年6月に亡くなられた当園の名誉園長富田博先生の追悼展も行なっており、そちらの作品も見てきました。
長い間「おてんとさんの会」をはじめ、みやぎの児童文化活動をひっぱってこられた先生であり、童謡や仙台市の小・中学校の校歌など数多くを作られた先生でした。
展示されていた作品集や童謡曲集のほとんどは、私も富田先生からいただいており、また改めて読み返すことのできた夏休みでした。
童謡の持つあたたかさ、浮かんでくる情景・・・これからもそれらの世界を絶やさず、めるへんでもうたい続けていきたいと思います。
さてさて、夏休みの収穫はまだまだあります。
始業式を明日に控え、今日の午前中は消防士さんに幼稚園にいらしていただき、職員で救命救急講習をうけました。
心肺蘇生法とAEDの使用法をはじめ、止血法や熱中症の対処法、アレルギーや蜂に刺されアナフィラキシーを起こした時のエピペンの使用法など幅広い講習内容をお願いしました。
当園にもAEDを設置しておりますが、AEDだけでなくいざというときに職員の誰もが動けるような環境を作ったり、職員で共通の確認を行なったりすることはとても大事なことだと思います。
そのような意味では、二学期に向けて実のある講習になりました。
午後には、先生たちが夏休み中に勉強してきた研修内容の伝講会がありました。
たくさん行なわれた講習を先生たちそれぞれが分かれて受講してきたので、様々な分野の報告や伝達をうけました。
講習会で学んだ内容がその時だけで終わってしまわないように、明日からすぐ実践していこうという話でこの会は終わりました。
専門職としての勉強に終わりはない、追求すればするほど奥が深くなっていくな・・・という印象を持ちました。
さあ、明日から子ども達を迎える準備は万端!
また笑顔で子ども達を迎えよう。 園長 伊勢 千春