園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2014年07月15日

めるへんにはお母さん達の委員会やサークルをはじめ、親父の会もあり、保護者の活動も充実しています。

うたのサークル「コールめるへん」さんは、季節の歌や子ども達の今興味のある歌など、様々な分野の歌を保育の中で歌って聴かせて下さっています。

また絵本サークルさんも子ども達に絵本や紙芝居を通じて、保育の中にお話の世界を広げて下さっています。

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バレーボールサークル、手作りサークルのお母さま方も、めるへんたいむへ参加をし、得意分野を活かした子ども達向けのあそびのコーナーを企画して下さっています。

このように、サークルさんだけではなく、専門委員会のお母さま方の活躍や行事のお手伝いのお母さま方の力をお借りして、幼稚園の活動は成り立っています。

子ども達の育ちには幼稚園と家庭とで、どんな子になってほしいのか、この幼児期にはどのような環境やあそび、生活が必要かなどを一緒に考え行動していく必要があると思います。

ですから、幼稚園では子ども達がどんなふうに生活しているのか委員会やサークル活動のついでに見ていただいたり、「保育参観」ではなく「保育参加」を呼びかけ、普段の子ども達の友だちとの関わりや生活の様子を保育の中に入り、体感していただけるような活動を取り入れたりしています。

 

先日行われた「親父の会」が主催の「お父さんとあそぶ会~どろんこ大会~」もその中の一つです。

子ども達をたくましい子に育てたい、今しかできない経験をたっぷり味わわせたい、お父さんならではのダイナミックなあそびを楽しませたい。そしてお父さん自身も幼稚園に来たとき、誰か一人でも話ができるような顔見知りを作れたら・・・という思いでこの親父の会は続いています。

「めるへんの子はみんな我が子!」 の精神でお父さんとのあそびの会を進めて下さっています。

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このように、めるへんにとって保護者の力はなくてはならないものです。

お父さんやお母さんが元気にイキイキ活動している姿は、子ども達の目にもしっかり映ると思います。

 

どろんこ大会の夜に、お父さん達の打ち上げがありました。

その会の中で年少組にお子さんを初めて入園させたKさんがこんなことをおっしゃっていました。

「今日どろんこで子ども達と接してみてわかったことがありました。子ども達と話そうと思うと自分との身長差があって、目線の具合や距離感があるけど、自分が子ども達の目線の位置まで合わせて話を聞いたりしゃべったりすると知らない子とでもぐっと距離感が縮まることに気が付いたんです!これ、大事ですね~!今日の収穫です!」と話していたKさん。

保育に参加して下さり、たくさんの子ども達と関わって頂いた中でのKさんのこの収穫!素晴らしいな~と思うのと同時に、こうして私たち大人も親として、先生としてこのような小さな 「気付き」 を積み上げていくことが子ども達の育ちの過程には必要なんでしょうね。

 

幼稚園は決して子どもだけが育つ場所ではないのでしょう。

そのような意味で 「親も子も教師も共に育つ幼稚園」 を今後も目指していきたいと思っています。

 

 

園長  伊勢 千春

 

 

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