園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2021年01月20日

先週火曜日から三学期がスタートしました。

始業式の朝は雪…

久しぶりに登園してきた子ども達は少し緊張気味だったり、逆に真っ白な園庭を見て「わぁ~!ゆきだぁ!」と歓喜の声を上げたりと様々な反応でした。

例年だと登園時に冬休み中の出来事など子ども達の声をたくさん聞くことができるのですが、今年はほとんど聞けずじまいに…というのも、始業式前日に降った雪がかなり積もっていたため園前の道路や歩道、駐車場の雪かきで丸一日が終わってしまったという感じでした。コロナ禍でのお正月はほとんどを自宅で過ごしていたこともあってか、久しぶりの力仕事は体へのパンチ力が強かったです。

始業式自体もホールで全園児で集う形をやめ、各保育室にて放送での始業式となりました。もちつき大会が行われた金曜日は天候もベストもだったため、園庭で行えましたが、今後3学期の行事もその時々の状況によって検討しながら進めてまいります。

もちつき大会といえば、ホールや室内で行った経験は今までに私自身も数える程度です。この時期は雪が多少降っていても外で行っていますが、雪が降っている中でのもちつきも案外いいものなのですよ♡ただし今年もそうでしたが、雪がとけた後の園庭は足場が悪いため比較的土が乾いている場所を見つけてもち米を蒸すためのかまどや臼を設置しています。おもちはどうやってできるのか知らない子ども達の方が多いため、毎年もち米をかまどで蒸し、臼と杵でついて紅白の餅を作り、出来上がった餅を各クラスごとに丸めてミズノキにさし、団子の木(餅花)を作っています。子ども達の健康と今年一年の五穀豊穣を願っての行事です。そんなわけで今年も各教室に綺麗な餅花が飾られました♡

 

さて、話は変わり、この冬休み中に正面玄関前にオーニングの取り付け工事を行いました。

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降園の際、正面玄関前でバスコースごとに点呼をとるため座ってバスが来るのを待っていたり、保護者のお迎えを待つ待機場所になっていたりした場所は、雨の日や熱中症が心配な夏の暑い時期は日陰や雨よけがないため玄関の中をはじめ廊下にまで子ども達が溢れている状況でした。しかし今回オーニングの設置をしたことで今後は外の空間でこれまで通り待つことができる環境が整いました。これは密を回避するためのコロナ対策の一環でもありました。環境が整った一方で少ーし残念な点も…。これまでは玄関前の職員室に面した部分にキンモクセイが2本あり、秋のほんの数日ではありましたが、その時期だけ味わえるキンモクセイの香りを楽しみにしていました。落ちた小花を集めて家にお土産にして持ち帰る子も。ただ、今回のオーニングの設置にあたってはキンモクセイも含め、他の植木も撤去しなければなりませんでした。園庭のどこかへ引っ越しも考えましたが様々な条件が合わず…。ただ、今後まだこれから正面玄関内側や駐車場も含めた玄関外周りも数年計画で整えていく予定なので、機能性も重視しながら温かみのある空間をつくっていけるような構想を練っていこうと思います。大規模な改修は難しいですが、少しでも子ども達や保護者の皆様にも通いやすく過ごしやすい空間がつくれるよう努めてまいりたいと思います。

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

 

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