2018年04月13日
4月11日はめるへんの森の入園式でした。
天気が心配でしたが、曇り空のままどうにか入園式を終えることができました。
隣の風の子公園の桜は満開に咲き誇り、まるで子ども達の新しい生活を応援してくれているような、そんな風景でした。
さて、今年度は84名のかわいい子ども達が加わり、新年度がスタートしました。
今年の入園式。
子ども達がホールに入場してくる前から、大きな叫び声に近い泣き声が(笑)、遠くの保育室からも聞こえてきました。そして入場。「おかあさーん!!!」と、それはそれは一生懸命自己表現をし、泣いて入場の子がたーくさん!毎年の光景ではありますが、今年はさらに泣き声に力強さが加わり、パワーアップしたように感じました(笑)。私の式辞も、何とか頑張って子ども達を惹きつけられるようにと思いましたが、限界があり、かなり声を張ってお話ししましたが、残念ながらきっとほとんど聞こえていなかっただろうし、集中できなかっただろうと思われます…(苦笑)。
そんなかなり賑やかな入園式ではありましたが、「とても感動しました…」と目に涙を潤ませていらっしゃったご来賓の方がおりました。地域の方で、実は私の若かりし日の教え子N君のお父さまでした。今年から地域のお仕事をされるとのことで、今回お子さんが卒園されてから20年以上経つでしょうか…めるへんの門を大変久しぶりに通られたとお話しされていました。そしてお子さんが小さかった当時のことがよみがえってきたようです。このころが親として一番子どもと関われるいい時期だったともおっしゃられておりました。本当にその通りだと思います。
幼稚園での生活は子どもにとっては親の手を離れる自立の第一歩です。入園式はその自立の第一歩を踏み出すまさに一日目。ですから、おうちの人から離れて泣くことも離れがたいのも当たり前のことだと思います。そんな姿を見て、おうちの方も不安や心配がたくさんあることと思いますが、いつかこんな姿もあったなーと微笑ましく思い出される時が必ず来ます。ですから笑顔で子ども達を送り出してほしいなーと思います。こうして少しずつ自立を始める子ども達と一緒に、親自身も子どもが自分の頭で考え自分の力で行動できるようになるよう、後押ししながら親として成長していかねばなりません。
めるへんのモットーは、【親が変われば子どもも変わる】【親が育てば子どもも育つ】
子どもだけを何とかしようと思っても変わることは難しく、まずは子どもを取り巻く周りの大人から…という考えです。子どもの成長と一緒に私自身もまだまだ成長していきたいと思っています。子ども達や保護者から、そして同僚や多方面の方々からたくさんのことを吸収していけるようなそんな一年でありたいです。新年度もどうぞよろしくお願い致します。
さて、今週のめるへんの空にはこいのぼりが元気に泳いでいます☆
園長 伊勢 千春