園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2018年04月09日

4月になり、新しい年度が始まりました。

今年はニュースなどでも桜の開花が早いことが話題にあがっておりましたが、園に隣接する長命舘公園の桜も例外ではありません。いつもなら入園式の時期はまだ蕾が色を随分付けて膨らんできているというくらいですが、今年はもう満開。明後日の入園式に花を添えてくれそうな、そんな風景が広がっています。

3月に卒園した年長さんは、今日が仙台市立の小学校の入学式でした。

私も地域の小学校入学式に参列しましたが、先生達で手分けして何校かの入学式に参列してきました。新しい生活に早く順応できるように…新しい友だちが早くできるように…など、とにかく今は心の中でエールを送ることしかできませんが、めるへんを巣立った子ども達の新しい門出に心だけは大いに寄せています。

入園・入学のように全く新しい環境でなくとも、4月はクラス替えもあり、担任もかわり、ひとりひとりがそれぞれ少なからず緊張と不安を持っていると思います。それは子ども達だけでなく大人の社会でも同じだと思います。職場で言えば学校を卒業したばかりの新入社員などもまさにそうでしょう。当園にも学校を卒業したばかりのフレッシュな新任が3名入りましたが、きっとこのような新社会人も緊張の連続ではないでしょうか。明後日入園してくる子ども達もそうだと思いますし、年齢が低いのでもしかすると子ども達はあまり緊張…という感覚は感じていなくても、親の方が緊張…ということもあるかもしれませんね。受け入れる側も、どんな子ども達や保護者との出会いがあるのかと、ワクワクする期待と少なからずの緊張が入り混じっている感覚です。

どの年齢、どの立場であっても、新生活のスタートをきる今、早くその環境に馴染んで心にゆとりが生まれるといいですね。やはり心にゆとりがうまれないと、ものを見る目が厳しくなってしまったり、自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまい、相手に想いを寄せて考えることが難しくなったりしますから、そういうことを意識して新年度を発進させたいと思っています。

明日は始業式。そして明後日は入園式。

3名のフレッシュな新任に年齢ではどうやっても勝ち目はありませんが、元気な挨拶ととびっきりの笑顔で気持ちだけは負けぬよう、私自身も心新たに明日からまた子ども達と保護者を迎えたいと思います。

そして緊張の4月を、またうまれる新しい人達とのつながりが嬉しい4月、と捉え、楽しんでいきたいと思います。

 園長   伊勢 千春

 

 

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