園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2024年03月05日

3月に入りました。

年長さんの卒園、そしてその他の学年の子ども達の進級を、いよいよ実感する月になりました。

どの学年も今はクラスや学年の総まとめの時期です。

年長さんは、卒園式の練習も頑張っているところです。卒園式はひとりひとりの最後の幼稚園での姿になるわけですから、子ども達も年長の担任にとっても気が引き締まる思いです。その傍ら、少しでも幼稚園の楽しかった思い出を作れるようにしていきたいという思いもあるため、バランスをとって卒園までの日々を過ごしていきたいと思っております。

年少さんや年中さんも新年度になるとクラスや担任がかわるため、現在は担任交換をしてみたり給食の時間にはクラスを解体して違うクラスの友だちと食べてみたり。風の子公園の園外保育に出掛ける際も隣のクラスの友だちと手をつないで歩いて行くなど、同じ学年同士でクラスの友だちの枠を外した活動計画を立てながら、スムーズな進級ができるよう配慮しています。

 

3学期は有志のお母さんたちで構成されている各サークルの皆さんも大活躍でした。

一年を通して子ども達にたくさんの『お楽しみ』を用意して下さり、楽しませて下さいました。

バレーボールサークルの皆さんは『めるへんたいむ』のコーナーに参加し、体を使ったあそびのコーナーを企画して下さり、たくさん子ども達とあそんでくださいました。コールめるへんさんは、卒園していく子ども達を送り出すのにぴったりな歌や子ども達が知っている歌をステージで披露して下さり、お母さん達と子ども達の素敵な歌声がホールに響き渡りました。絵本サークルさんは、年長さんが大好きだった『エルマーのぼうけん』の絵本をモチーフにした劇や1年生の教科書にも載っている『サラダでげんき』の劇などを演じて下さり、子ども達にたくさんのメッセージを伝えてくださいました。そして物づくりサークル、はんどあんどはあとさんは子ども達にいつも手作りのプレゼントを作ってくださったり、卒園式で年長児が身に付けるコサージュを全て手作りして下さったり。挙げたらキリがないくらいたくさんの想いを子ども達に向けて下さっています。

それは、サークルさんだけではありません。親父の会のお父さん方も、年2回の『お父さんとあそぶ会』の企画から当日の運営進行、そして芋ほり体験時のお手伝いや節分行事の鬼役、子ども達には秘密の年長児お泊り保育キャンプファイヤー時の火の神などたくさん子ども達のために尽力してくださいました。

当園はこうしてたくさんの保護者の皆様に支えられて、子ども達がスクスクと健やかに成長していることを日々感じます。

共働き世帯が増えたり大人だっていろいろな事情があり忙しい世の中になってきたりしているものの、こうしたお父さんやお母さん達の活動はやっぱり子ども達の成長には欠かせないものだと実感しています。いつの時代であっても、保護者の皆さんが我が子だけでなく、園に関わること、子ども達に関わることは、幼児期の子ども達の成長により良い影響を与えていると思っています。そして園と保護者とが一体となってこのような環境を作っていくことをこれからも大切にしていきたいと改めて思っています。

 

たくさんの『ありがとう』が溢れる3月。

一日一日をかみしめながら保育にあたっていきたいと思います。

 

 

園長   伊勢 千春

 

 

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