園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2020年07月07日

7月に入りました。

梅雨というだけあってすっきりしない天気が続いています。今週も曇りの日が多い天気のようですが、幼稚園駐車場に咲いている紫陽花とめるへんの子ども達はとっても元気です☆

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先日は遅ればせながらの4,5月生まれの子ども達の誕生会を行いました。例年はおうちの方をお呼びして一緒にお祝いをしておりましたが、今年はコロナウイルス感染防止のため担任とクラスのみんなとのお祝いとなりました。しかし子ども達はとっても嬉しそう♡

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年少さんでは主役の誕生児さんが冠をもらったり誕生カードをもらったり、作り物のケーキにロウソクをさしてそのロウソクの火をフッと吹き消すのを自分もやりたかったと涙する子もいたようです。年少さんはまだまだそのように、お友だちが羨ましい~という気持ちの方が強いかもしれませんね。私も年少を幾度となく担任しましたが、そのたびに「お誕生日ってどんな日かな」と質問すると「ケーキたべる日!」「プレゼントもらう日!」という答えが真っ先にあがっていました。家族でお祝いするときにはそのようなことがメインになり、きっと子ども達にとっては楽しくワクワクする日だと思います。もちろんそんな日であっていいのですが、やはり幼稚園の行事として行っている誕生会ではしっかりとねらいを持ち、子ども達の心育てにつなげていきたいと思っています。

誕生会のねらいにあげていることが

『誕生日の意味を知り、今まで育ててくれた人に感謝する気持ちを持つ』ということです。

本来の誕生日とは『みんながうまれた日であり命が誕生した日』ということをまずは確認しています。誕生日を迎えるということは、歳がひとつ大きくなるということ。ひとつ歳が大きくなるということはできるようになることもたくさん増えるということ。お兄ちゃんお姉ちゃんになってきたということだから嬉しいね…と自信を持たせ、喜び合えたらと思います。そして、こんなふうに大きくなれているのは、家族や周りの人みんなのおかげということに感謝できる子に育ってほしいと願いを込めて誕生会を開催しています。まだまだ年少さんでは難しいねらいだと思います。しかし年6回、そしてそれを3年間繰り返していきながら、いつか誕生日はワクワクする楽しい日というだけではないことを思い出してもらえたらなーと思っています。

そうはいってもお誕生日は年一回の特別な日なので、めるへんでも楽しいことを毎回企画して行っています☆今年はおうちの方と一緒にお祝いできなくて少し残念ですが、是非どんなことをしたかお子さんから聞いてみて下さい。まだまだお子さんの口からは難しい…という場合も多々あると思います。そんな時は担任が発行するクラスだよりをご覧いただき雰囲気だけでも感じとっていただけたら嬉しいです。

さて6、7月生まれさんの誕生会は来週火曜日の予定です。

 

♡笑い話のおまけの話♡

私の娘の保育園時代の誕生会での話。

〇2歳児クラスの時〇

娘のお迎えに行くと、担任の先生から

「伊勢さん。今日の誕生会でIちゃんに好きな食べ物インタビューをしたら『まぐろの刺身』と答えたんですよ~(笑)!ほとんどの子が果物だったのに(笑)」

 

〇そして1年後…年少クラスの時〇

またまた娘のお迎えに行ったときに担任の先生から

「伊勢さん。今日の誕生会でIちゃんに好きな食べ物インタビューをしたら(笑)…」この時すでに嫌な予感が(笑)

担任:「今年はなんと、Iちゃん「いかのしおから」って答えたんですよ~(爆笑)。で、「いかのしおからってなに~?」と周りのお友だちから質問があったんですよ。そしたら、Iちゃんなんて答えたと思います?!」といいながら先生大爆笑(汗)。ここでさらに嫌な予感…

担任:「Iちゃん、その質問にひょうひょうとした顔で「え?しおからはね、お酒のアテだよ」って答えたんですよ~!もう大爆笑しちゃいましたよ~!!」

・・・・・そんなことがあった誕生会の一コマ。

誕生会に保護者の参加がなくてホントよかったわ~!!!と、心の底から嬉し涙を流したそんな出来事でした(笑)。ちなみに…仕事が忙しい時は私の実家を頼っていたので、『いかの塩辛』を食べさせていたのも『お酒のアテ』などという言葉を使っていたのも、きっと、いや絶対、私の父からの入れ知恵です!

 

 

園長     伊勢 千春

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