園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2020年06月05日

六月に入りました。当園でもようやく新年度がスタートしました。

今週一週間は年少さんのみ慣らし保育で午前保育。年中年長さんは給食有の平常保育を行い始めました。本来なら毎年全園児少しずつ降園時間を伸ばしていく慣らし保育を行っておりますが、5月に数日の臨時登園(午前保育)を行い、それを慣らし保育と置き換え六月からは長い休園期間を取り戻すべく平常保育を一気にスタートさせました。

休園期間中には子ども達が登園してきた時の給食や集まり時の環境設定をシュミレーションしたり、年長児は体育教室が始まるため外部講師との打ち合わせを重ねたりしながら、子ども達の年齢や生活に合わせたできる範囲のソーシャルディスタンスを検討してきました。

保護者の皆様にはコロナウイルスの対策プリントでお知らせしていた通りですが、実際の様子は以下のような感じです。

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まずは年少さん。

年少さんはまだ給食が始まっておらず、個包装のおやつと麦茶を食べて帰っています。左の写真がおやつ時の様子。一テーブルに2~3人座るような設定です。来週から給食が始まりますが、同様のテーブル配置で食事をとる予定です。そして、朝や帰りの集まり時はシートを二枚広げ、なるべく広い空間に子ども達が座れるような配慮をしています。今年の年少さんは例年に比べると泣く子が少なく比較的落ち着いている様子が見受けられます。

そして年中さん。

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集まり時用にテープで目安の線をつけ、座る位置にも線に沿って交互に座る目安のテープを貼って対応しています。座る席は決まっておらず、テープの貼ってある所ならどこでもOKにしています。昼食時も年長さんや他クラスと上手く時差をつけてホールも有効活用しています。一クラスを二つのクラスに分け、担任と副担任がそれぞれのクラスにつき分散して食事をとったりもしています。

そして年長さん。

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年中組と同様、テープを貼り、座る位置を交互に示しています。試しに距離をとった状態で椅子に座り集まりも行ってみると、集中力もうまれ担任の話に耳を傾けている様子が見受けられました。小学校も視野に入れる年齢なので、椅子に座っての集まりもなかなか良さそうです。その日の活動や状況によって椅子も使用するなどしながら環境を整えていきたいと思います。

年長組は今週の月曜日、初めての体育教室もありました。

運動をする上でのルールや注意点などを体育講師から聞いた後、準備運動に入りました。めるへんの体育教室は技術の向上目的よりも、運動の楽しさや体を動かすことの楽しさを知り、やってみたことのない運動にも興味を持ち挑戦してみるという心育てにつなげています。これまでは二列に並んでの準備体操も、友だちとの距離を自分達でもはかりながら行いました。

 

今週は園庭や風の子公園で昼食をとるクラスもありましたが、だいぶ気温も上がってきております。現在の年中長の昼食は、同じ教室でクラス単位でとるということを避けるため園庭も活用していましたが、熱中症もかなり心配な時期になってくるため、気温によっては園庭での昼食も控えねばなりません。そこで今週は職員室組で昼食時の対面パーテーションの試作をあれこれ行っていました。ほぼ形は見えてきたので、来週はお試しで実際使って様子をみてみようと思っています。

ひとつクリアでまたひとつ…なかなか終わりが見えない状況ですが、なんとか踏ん張って幼稚園での子ども達の生活を守っていきたいと思います。

 

 

園長    伊勢 千春

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