園長室から

『とことんあそぶ』にこだわっためるへんの40年

六月から始まった新年度。毎日コロナの対策に翻弄されつつも、二ヵ月遅れで始まった分、楽しいことをたくさん取り入れて挽回したい!そんな想いはめるへんの先生達共通の想いです。梅雨入りももうすぐということで、晴れた日はできるだけ外で思いっきり遊ばせたいとの想いもあり、園に隣接する風の子公園に遊びに行ったり、園庭を裸足で駆け回ったりしています。ホースでの水あそびも大盛り上がり。水着は現在各ご家庭に準備していただいている最中なので、遊び着のままの水あそび。そんな中、今年入園したばかりの子が「お洋服濡れちゃったらママに怒られるかも…」と水あそびを躊躇していました。「だいじょうぶだいじょうぶ。濡れてもおひさまの光で乾くから~」「ママがてさげに着替えもいっぱい準備してくれているから大丈夫だよ☆」といって水あそびへ送り出すと、うなずいて水あそびのシャワーの歓声の中へ消えていきました。

 

めるへんは6月8日で創立40年を迎えました。

初代園長富田博先生時代から「すり傷切り傷かすり傷をつけて帰す幼稚園です」「家に帰って服や頭から砂がザラザラっとこぼれ落ちたらいっぱいあそんできた証拠。子どもをたくさんほめてあげてくださいね。」というコンセプトのもと、『とことんあそぶ』環境にこだわってきました。子どもなんだから、とことんあそぶなんて当たり前…と思いがちですが、これが簡単なようで実はなかなか難しいことです。今回の新型コロナウイルスのことが仮になかったとしても、時代の流れとともにこんなに小さな子ども達の中にもたくさんの制限や規制があると想像します。「あれやっちゃだめ」「これやったら危ない」など大人は子どもを見てハラハラすることも多々あると思います。しかし少し離れたところから子どもをよーく見てみると、本当に命にかかわるような危険なことや大けがにつながるようなことは案外少ないものです。大抵は大人がきちんとさせなければと周りの目を気にしたり後で片付けや諸々が面倒なことになったりするためにどうしても制止してしまうことの方が多いように思います。まさに数年前の子育て全盛期時代の私も今思えばその一人だったと思います。

ですからせめて幼稚園ではあまり細かいことを気にせずに、思いっきりとことんのびのびとあそんでほしいという想いで私もここまできました。もちろん集団生活のルールを身につけるのも幼児期の大事なこと。そこは大前提として、今この数年しかない幼児期をいかに心も体も開放し子どもらしくイキイキあそばせられるか…その部分にこだわってきためるへんのこの40年をこれからも継続していきたいと思っています。

今からの季節、裸足で駆け回り、どろんこや水あそびが子ども達にとっては最高に楽しい時期に突入です。子ども達のとびっきりの笑顔が見られるのもこんな一瞬一瞬です。

これからもめるへんの森幼稚園では誠心誠意、子ども達の『とことんあそぶ』にこだわっていきたいと思います。

あそびは学び。

『とことんあそぶ』ことは『とことん学ぶこと』

幼児期に本当に必要な学びとは何か。日々、自問自答しながら子ども達に向き合っていきたいと思います。

 

さて

下の写真は数日前に園庭で子ども達と先生達とで見つけたおひさまの周りにできた虹色の光の環です。専門用語では日暈(ひがさ)もしくはハロと呼ぶようで、雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折してできる現象、そして薄ーい雲が太陽にかかった時に見ることができるそう。これを見つけた時、外に居合わせた先生達と子ども達は歓喜に沸いていました。もちろん私も♡

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のちに、科学的には天気が下り坂の時に見られることが多いということも知りましたが、同時に一説には物事の節目や始まり、何かの目標に向かって頑張っている時にタイミングよく見ることができるのは幸運のサイン…ということを耳にしました。まさにそれは今ではないかと驚きました。

世の中が新型コロナウイルスで大変な時ではありますが、そんな中でも新年度が開始できたこと、めるへんが40周年を迎えられたこと、このような状況下でも子ども達に喜びと感動を与えられるような環境を作ろうともがいていること、まさに物事の節目や始まり、目標に向かって頑張っている状況といえるのではないかと。そんなタイミングで目にした光景は幸運のサインかもしれないと思うと、天気が下り坂云々という残念な情報はどこへやら(笑)。

私の気分は、最高に晴れやかで明るい希望で満ち溢れたのでした。

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

 

 


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