園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2019年08月28日

今週月曜日から二学期が始まりました。

長かった夏休みですが、その間、先生達は仙台市や宮城県の私立幼稚園連合会が開催する研修会を中心に様々な研修に出向き、勉強してきました。毎年のことながら、先生達の夏の研修をまとめた報告書はかなりの分量でした。その報告書を基に、口頭報告と紙面報告とに分けて夏休み最後の週に伝講会を行い、学んできたことや得てきた情報の共有を行いました。全ての研修会に出ることは難しいですが、このように学んできたことをみんなで共有できれば、先生達もたくさんの学びができます。

研修出席日が格段に多かった新任で年少担任の鈴木教諭は、研修に出てみての感想として「学生時代は頭だけでの理解としての勉強が主だったが、研修会で言われている事が現実として想像ができ、よく理解できた」という感想を話していました。

このように、夏休みを利用して2学期に向けてよりよい教育活動ができる力を先生達もつけてスタートした二学期です。

こうして準備万端でおりましたが、夏休み後半にはクマの目撃情報が泉区のあちこちから寄せられ、しかも当園からも近い場所での目撃情報のため、預かり保育の子ども達が安全に過ごせるように対策を練ったり対処したりするのに大変でした。現在もまだ毎日のように園の近隣で目撃が相次いでいるため油断できない状況です。しかし、子ども達の中には「まいごになってるからかわいそう」「たべものなくてこまっているんだよ」という声があったり、私と保護者の方がクマがどうにかならないかと立ち話しているのを聞いて「でもクマさんもおうちにかえれなくてこまってるよ~」と泣き出してしまう子もいたり…。子ども達を預かる側や親からすれば、もちろん子どもの安全が第一で子どもを中心に考えますが、子ども達のそのような純粋な声もその通りだと思います。住宅ができるということは山を切り崩さねばならないし、ここ数年の気候や環境変化によっては山に食べ物がなくなってしまうようなことだってあるはずです。何が良くて何がいけないのかということは一概にはいえませんが、とにかく早く元の山にクマが帰り、安心して生活できる環境が整うことを願います。落ち着くまでは子ども達の安全を第一に考えながらも、子ども達にストレスがかかるような制限が最小限に抑えられるよう、その時々で対策や対応を臨機応変に考えていきたいと思います。

 

今週は長い夏休み後の始まりの週なので、まだ泣いて登園する子ども達がちらほら見受けられます。これから徐々に運動会の練習も始まりますので、幼稚園リズムを早く取り戻せるよう楽しい環境を整えていきたいと思います。

二学期もどうぞよろしくお願いします。

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

 

 

 

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