園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2019年04月11日

いよいよ新年度がスタートしました。

昨日は始業式。

久しぶりの幼稚園に「今日から年長さんだよ」「2階のお部屋になるんだよ!」「○○組になりたいなー」など、朝のバスから降りてくるとみんなワクワクの様子♡

始業式の最後にクラス発表があり、新しい担任から名前を呼ばれると、張り切って返事をしてピカピカの新しいバッジを制服につけてもらっていました。年に一度の何とも初々しく微笑ましい姿です。

 

そして、今日は第39回入園式でした。

入園式当日の天気は、予報によると『雪』となっていたので、前日からとにかく天気が心配でハラハラしていました。前日の夕方からみぞれが降り始め、朝起きてみたら我が家の前は一面の雪景色…。園に隣接している公園の桜も5分咲き程度でしたが、出勤してみると雪で覆われていました。道路の雪はだいぶ溶けてきていたものの、駐車場から園までの保護者や子ども達が歩く部分は相当湿った重い雪がまだだいぶ残っていました。しかし、私が出勤した時には、先生達が総出で園まで続く歩道部分を雪かきしてくれており、入園式が始まる前の大仕事になりました。園バスも念のためチェーンをつけて走らせるという、今までに味わったことのない入園式に…。入園式が始まる前からこんな調子でしたが、どうにか定刻通りに始めることができました。

そして、今年度は109名の新しい子ども達を迎えました。そのうち年少児が9割を占めていたので、それはもう大変賑やかな入園式になりました。子ども達の入場の段階で、すでにホール内には大きな泣き声が響きわたっておりました。私の挨拶ももうあきらめ、用意していた内容の3分の1程度に急きょ切り上げたほどです。PTA会長の祝辞もマイクの音量は最大になっていたはずなのに、ほとんど聞こえず…(苦笑)。お子さんが卒園した後なのにお越しいただき、祝辞の内容もお仕事でお忙しい中考えてきて下さったであろうに、本当に申し訳なかったなーと(苦笑)。こんな具合に式は進みましたが、先生達による園歌披露になると、歌声やステージ上のパネルの絵に釘付けになる子ども達でした。

せっかくなので、式辞の中でお話しようと思っていたことをピックアップします。

今日が子ども達にとっては、集団生活、そして自立の第一歩の日。初めて大好きな家族から離れて新しい環境に入るわけですから、泣いているのが当たり前。話を聞けないのが当たり前。集団のルールも分からないし、不安になったり自由に行動したりするのが当たり前です。明日からお母さんのもとを離れ、寂しくないか、皆と仲良くできるかなど、保護者の皆さんも不安と緊張があると思います。しかし、「こんな時もあったなー」と懐かしむ日が必ずやってきます。ですから、私たち大人がどっしりと構えおおらかな気持ちで子どもに寄り添い、これからのひとつひとつの子の成長を共に喜び、楽しんでいきましょう。

 

さて、明日からどんな1年が始まるのかワクワクドキドキです☆

教職員一同、とびっきりの笑顔で、両手をいっぱいに広げ、子ども達を出迎えます。どうぞ安心して送り出して下さい。

 

 

園長    伊勢 千春

 

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