園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2015年10月01日

先週末は運動会でした。

雨で一日延期になったものの、日差しが暑いくらいのお天気の中で運動会ができました。

前回載せたように、今年は運動会を迎えるまで天候の悪い日が多く、園庭での練習時間が例年に比べるとかなり少なかったものの、運動会当日はみごとな子ども達でした。

特に年長さん。

かけっこやリレー、組体操と、本当に真剣に取り組んでいる様子が子ども達の表情から読み取れました。

表情から読み取れる子ども達の頑張りは目にしやすいし、気づきやすく感じやすい。

しかし私は今年、 『耳』 で子ども達の頑張りを感じることができました。

それが、子ども達の走ってくる 『足音』 でした。

周りは子ども達や保護者の声援、BGMで賑やかだったはずなのに、「ダッタッ ダッタッ」という裸足で地面を勢いよく蹴り上げる足音だけが私の耳にズンと入ってきた瞬間がありました。声援もBGMも無音になり、まさに子ども達の頑張る足音だけが聞こえてきたのです。

正直、その足音を聞いた時、こんなに子ども達の足音ってたくましいんだーと驚き、すごく感動しました。きっといつもそのような音は出ていたのでしょうが、私の神経は今までそこにむいていなかったのだろうと思います。

その足音と同時に走ってくる年長男児達の表情を見ると、目はキリっと前を見つめ、歯を食いしばり、頬が紅潮し、もちろん無言ではあるのですが、その表情がまさに頑張っている言葉を物語っていました。

私の前を駆け抜けていく裸足で地面を蹴り上げる力強いその足音を耳にした時、ああ、めるへんっこはたくましく育っているのだなーと感無量。

子ども達の成長を 『足音』 で感じた一日でした。

 

さてその後・・・。

リレーや組体操、バルーンをかっこよくこなしていた年長さんを見て、小さい組の子ども達は年長さんへ憧れのまなざし☆

自分たちも年長さんになったらあんなことやってみたいと思っている子もたくさんいると思います。

そこで、今週の異年齢交流 『めるへんたいむ』 でリレーやバルーンのコーナーを先生たちが取り入れていたようです。すると、たくさんの子ども達がそのコーナーに吸い寄せられてきたようです。来年、再来年の自分たちの出番の時を楽しみに待てそうですね。

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今日から10月。

めるへんの園庭のイチョウの葉は、まだあおあおとしています。

イチョウが黄色に色づくのは、まだ少し先かなー。

そして…子ども達は運動会が終わった今でも朝の支度が済むと元気に外に飛び出してきています。

もちろん裸足で・・・(笑)。

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園長    伊勢 千春

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