園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2026年03月09日

幼稚園は子ども達の学びの場。

周りからの刺激を受け、語彙が増えていったり友達とのかかわり方を学んだり、今までやったことのないことに取り組んでみたり。こうしてたくさんの栄養を心と体に少しずつ積み重ねていくことで、こどもは日々成長していきます。

しかし、常々いろいろなところで話していることですが、幼稚園という場所は子どもだけが成長する場所ではなく、教師も保護者も成長する場所だと私は思っています。子どもはもちろんのこと、私たち教師も子どもとのかかわり方を学び、常に研鑽を重ねていかなければならないし、親も子どもとのかかわり方を模索しながら子育てに向き合っていかなければなりません。家庭での我が子と集団の中での我が子とでは、違う面もたくさんあるため、私たち幼稚園と保護者とが子どものことについて喜びも問題も一緒に共有しながら子ども達にとって良い方向に向かっていけるよう努めなければならないと思っています。

そんな考えや思いもあり、当園では忙しい中ではありますが、先生たちの研修も充実させています。外部に出る研修はもちろんのこと、ZOOMで受ける研修や園内研修も回を重ねています。その中の一つの「園内研修」は毎年子ども達のどんな心の育ちを深めていきたいかを検討し、テーマを決め、実践を行っています。学期ごとに各クラスの実践事例をまとめ、皆で共有し、「こうだったらいいよね」「こういうときはこうしてみたら?」「私だったらこんな環境を作ってみるかも」など、それを受けて次につながるような話を皆でし、子どもたちの育ちにとってよりよい教育環境を模索しています。

そんな中、先日、あるこども園が書いた論文を読み合わせする機会を設け、自分たちの保育と照らし合わせ、感想を言い合うという研修を行いました。「ここがこうよかった」とか「自分の保育を振り返り、もっとこうしていきたいと思った」また、「自分もこんな保育をやってみたい」など、反省や感想、そして次につながる期待なども膨らんだ研修になり、とても有意義な深い学びの時間となりました。

IMG_8959 (1)

今回読み合わせした論文や先生たちの反省や感想、これからの自分の保育への期待などを見聞きして、なんだか自分もとても保育がしたくなりました。もし私も自分のクラスがあったなら、こんな風な保育がしたいな…とか、こんなことを取り入れてみたいな…など、かなり触発されました(笑)。そしてクラス担任をうらやましいと思い、自分が今からクラス担任になったら…なんていう想像までしてしまった次第です←かなり本気でです(笑)。

ここを退職して先生としてどこかに勤めれば…いやでもこんな年齢でどこも雇ってくれないよな…いや今は人手不足の世の中だから、どこかしらは…でも、仮に雇ってくれたとしても私のクラスになった子が、こんなおばちゃん先生だったら嫌だろうな…いやその前に、想いは満タンにあっても自分の思い描く理想の保育ができる体力が果たしてあるだろうか…想いがあっても若い先生たちと同じように動けなかったら自分の思う保育はできないし…など様々な想いが頭の中をグルグルと駆け巡りました(笑)。本気度が伝わっているでしょうか(笑)。

しかし、その後落ち着いたところで、自分の今の立場でできることは何かを考えた時に、何人の先生がこの時の私が受けた想いのようにやる気が刺激されたかはわかりませんが、やはりこうやって様々な学びの時間があると、次への想いにつながるから、こういう時間を次年度も作っていこうと思いました。そして、今の現実を考えれば、私は実際にはクラス担任としては実践できないけれど、今いる先生たちとその思いを共有し、一緒に考えたり子どもとのかかわり方を学んだりしていきながら、みんなにその想いを託し見守っていこうという結論に落ち着きました(笑)。一周回って元居たところに着地したということですが(笑)、それくらい私にとってもよい学びの時間となりました。

 

人とかかわる幼稚園。人を育む幼稚園。

人間形成の土台を作る幼児期に携わる私たちの仕事は、とても重要な仕事だと思いますし、とても尊い職業だとも思います。

そのような想いで向き合ってきた年長さんとも、今週でお別れです。

先週の年長さんのお別れ会では、先生たちから「桃太郎」の劇のプレゼントを贈りました。私も桃太郎のおばあさん役と鬼役の二役をこなしましたが、翌日お尻がかなりの筋肉痛(笑)。特に運動をしたわけでもないのになぜ筋肉痛に⁈と思っていたら!おばあさん役でかなり腰を低くし、すり足歩きでおばあさんになりきっていたのでその時に使った普段使っていないお尻の部分が筋肉痛になったのかと…それしか考えられません(笑)。

IMG_9026IMG_9027

もちろん私だけではありませんが、先生たちみんなが常に全力で、時に楽しく、時に厳しく、子ども達に向き合ってきました。最後の最後まで、想いをもって子ども達と向き合い、最後の日を迎えられたらと思っています。

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

© めるへんの森幼稚園. All Rights Reserved.