園長先生のつぶやき

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

2015年03月12日

昨日は朝から寒さも厳しく、ピリッとするような空気でした。

園庭をぐるっと回ってみると、前の晩から降った雪がまだ残っていて、ツララもところどころにできています。

梅のつぼみもせっかく膨らんできたというのに、きゅっと縮まっているかのように見えます。

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4年前の3月11日。
東日本大震災を経験。

現在在籍している子ども達も、みんな生まれたばかりの赤ちゃんだったり、まだ1~2歳という幼さであの大地震を覚えている子はきっといないでしょう。

でも自分たちが今こうして生活している仙台でもそのようなことがあったこと、いつあの時のような出来事が起こるかわからないこと、自分の身を守る術や命の大切さなどを小さいなりにも知ってほしいという思いで、昨日は帰りの集まりの時間に放送を入れました。

年6回の避難訓練の大事さに加え、放送は大事な話の時になるものだということや、先生の話を聞くときはしっかり耳を傾けることなども、合わせて子ども達ともう一度考える時間を各クラスで作ってもらいました。

 

年長さんはもうすぐ卒園です。

昨日も雪を集めてレストランごっこをしたり、縄跳びや川づくり、私や技能主事のおじさんを落とすための泥水の落とし穴作り(笑)。こんなに元気に遊んでいました。

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この子たちが大きくなった時、大震災の経験の記憶はなくても、自分の中で意識をもって未来に輝くこの命を自分たちで守っていってほしいなーと思った3月11日でした。

 

園長   伊勢 千春

 

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