園長室から

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

めるへんたいむをのぞき見☆

11月8日

子ども達が大好きなめるへんたいむがありました。

さてさて、どんなあそびを楽しんでいるかな~まわってみました☆

教室に近づくと、子ども達の元気な声!

手にしていたのは美味しそうなお弁当。サンドイッチやおいなりさん、唐揚げ、トマトに卵焼き。サンドイッチにはハムやレタスもちゃんとはさまれていたり、卵焼きも綺麗にくるくる巻かれていたり。お母さん弁当さながらの美味しそうなお弁当が作られていました♡

「せんせい。あじみしていいよ」と言われたので、「それじゃあ遠慮なく♡」と味見すると、「あ~!ちょっと!!園長先生、ストップ~!デザートから食べちゃダメでしょ。デザートは最後だよ」と叱られてしまいました(笑)。先生やお母さんから言われていることをよくわかっているのですね。

その作ったお弁当をもって外でランチをしている男児2名を発見!砂場の片隅にちょこんと腰を下ろしていました。 「あのね、おなかすいたからおべんとうたべてるの」 ですって。 どんだけかわいいの~♡♡♡

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お弁当作りの隣のお部屋では焼きそば作りコーナー

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キャベツや人参、お肉などの具材をたくさん切って麺とまぜまぜ。パックに入れてゴムで蓋をして、まるでお祭りの時の焼きそば屋さんのよう。しかも面白いことに、これはお母さんの分、これはお父さん、こっちはお姉ちゃんで…と一パックを家族で分けるという考え方ではなく、一人に一パック…そんな考え方で大量生産している子ども達を発見。

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こんなに焼きそばタワーができているのに、まだあと一人分足りない!と、追加調理に励む優しい子ども達でした。

 

外では、キウイ棚でキウイ狩りをしていたりドッジボールをしていたり。

そうそう。今日は裏庭であそんでいる姿も。

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細長い木材を使ってテントやトンネルを作ってもぐったり滑り台を作って滑ってあそんだり。その傍らでは二本の木にロープを結び付けて綱渡りのようなあそびを楽しんでいる子も。歓声をあげながら、グラグラすることを楽しんだりバランスをとろうとすることを楽しんだりしていて、裏庭がとっても楽しいあそびの空間に変身していました☆

 

制作コーナーで子ども達の作るサポートをしていたら、魔法のステッキや空飛ぶ魔法のほうきを作ってそれにまたがった子ども達がワヤワヤと入ってきました。製作コーナーを担当している先生達にも「いぬになーれ」「おひめさまになーれ」と次々魔法をかけていて、魔法をかけられた先生達も自分の担当コーナーをまわしつつ、犬やお姫様に変身するのに必死のようでした(笑)。

もちろん、私のことも見つけて魔法をかけ始めた子ども達。製作コーナーで年少さんのサポートをしていたところでしたが、私にかけられた魔法は「ふつうのにんげんになぁ~れ!」でした(苦笑)。 「えっと~…私は魔法をかけられなくても普通の人間です。心配してくれてありがと♡」 と声をかけながらウインクすると、近くの先生と目が合い、大爆笑でした。その後も、廊下ですれ違う魔法使いごっこをしている子ども達からは「おばけになーれ」というリクエストがほぼ大半を占めていたので、目を細め顔の前で両手をぶらつかせ時々ペラ~ンと顔をなでてやり「ヒュ~…おばけだぞ~…」といいながら追いかけました。子ども達はこういうあそびが大好物。「きゃ~!!!」といいながら逃げていき、これを何度も何度も繰り返し楽しみました。

 

やっぱり保育って楽しい!

子ども達もやっぱりみんなみんなかわいい。

 

もうどこのコーナーにあそびに行ったらいいか分からない年少さんはほとんど見受けられませんでした。小さいなりに自分で行きたいコーナーやあそびたいあそびを選択していました。そして年中さんや年長さんのお兄さんお姉さんたちがちゃんと小さい組さんにあそび方や作り方を教えてあげており、こうして教える側も教えられる側もそれぞれの意欲が育っていくのだなーと思いました。

こうしてクラスをまわったり覗いたりすると子ども達の成長も感じられますし先生達の頑張りの様子もみられます。忙しいとなかなか時間がとれない時もありますが、極力足を運び、私自身がそれらの姿を自分の目でみて肌で感じて体感していくよう努めたいと思います。

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

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アンパンマンや昔話から学ぶ

少し前になりますが、アンパンマンのアンパンチについて子どもにみせていいものかどうかという話題がテレビで取り上げられており、様々な意見が出されていました。私もこのことについて意見が交わされているのをみて、アンパンマンのアンパンチがいいものか悪いものかすら考えたこともなかったので、なるほどいろいろな考え方があるのだなーと改めて思いました。

アンパンチの良し悪しは一度置いておいて。

アンパンマンの原作者やなせたかしさんは、以前アンパンマンを 『世界一弱いヒーロー』 と言っているのを聞いたことがあります。顔が濡れただけで弱ってしまうし新しい顔を自分で作れないからジャムおじさんに助けを求めなければならない。それでも武器は一切持たずに自分の力のみで闘っており、「自分が傷つくことなしに正義を行うことはできない」と話しています。そしてこれはやなせさんが戦争から学んだ持論だとしています。戦場で飢えている子がいたら自分が空腹でも食べ物を分け与えたり、人が溺れていたら泳ぎが得意でなくても勇気を出して何らかの行動を起こしたり。やなせさんの考えるヒーローは強いから闘うのではなく、弱くても闘うのだといいます。皆が思い描く見た目が恰好良いヒーローではないし強い技や武器を持っているわけでもなく、『アンパンチ』 で正義を守っているのがアンパンマンなのだそう。

私の読んだ本には、「アンパンマンとばいきんまんは酵母菌がなければできないパンや無菌状態では生きていけない人間と同じように、闘いながら共生している。」 と書かれていました。しかし菌が増えすぎてしまえば美味しいパンはできないし、人も病気にかかってしまう。だから上手くバランスを保つことが必要になり、そういう意味ではアンパンチが調整剤の役割を担っているのではないかということでした。そして暴力や戦争などの直接的解決手段ではなく、そういう悲劇を生まないためにも人間が本来持っていなければならない『抑制力』や『制御力』を表現しているのかもしれないということでした。

アンパンマンをこんなに深く掘り下げて考えたことはありませんでしたが、こうしてみると奥深いですね。

そして、アンパンチのことをいろいろを考えていたら、ふと 『かちかち山』や『さるかに合戦』 などの昔話のことを思い出しました。

私達が小さい頃読んだことのある昔話は残酷な結末を迎えるものが多々あります。それらの昔話も今ではだいぶ内容が変更されソフトになっているものがたくさんあります。例えば 『桃太郎』 の鬼退治は暴力的だから子ども向けの書籍では鬼退治という言葉を使わずに話し合いで解決したことになっているものもあります。これらは子どもの教育上よろしくないという世間からの声によるもののようです。

しかし、児童文化に精通していた初代園長富田先生は「昔話のソフト化などあってはならず、言語道断!」と怒りをあらわにしていたのを思い出します。昔話に良く出てくる仇討とは、やられたからやり返すことであり、この一部分だけを切り取ってみてしまうと残酷だしやり過ぎではないかと思うこともあるかもしれません。私達も子ども同士のトラブルが起きた時、やられたらやり返せとは言っていませんから。しかし、アンパンマンも昔話もあくまで 『物語の世界』 の話であって現実ではないのです。悪いことをすれば自分だって痛い目に合うこともあるしこんなにひどい結末だって起こり得るかもしれない。そのような戒めを学び、善悪を考える機会としたりどうしてこうなってしまったのかを読み取ったり、想像したり、考えたりするきっかけに絵本や昔話はあるのではないかと思っています。残酷な終わり方や闘いのシーンだけ、その一部分だけを切り取ってみてしまえば教育上よくないとか子どもには見せない方が良いとなってしまうかもしれませんが、違った角度から物事をみると、また受け止め方が変わるかもしれませんね。

アンパンマンについては、いくら困っている人がいるからとはいえ自分の顔を食べさせたり顔がないまま空を飛んだりするなんて残酷だしありえないという声もあがっているようですが、これもまたあくまで物語の世界のことですし、全てを現実のこととして大人目線でのみ捉えたのではもったいない気がしてしまいます。

そして、よく子どもは想像と現実の区別がつきにくい…という声は耳にしますし、私自身も子ども達と接していてそう思うことはたまにあります。ですが、だから子どもから遠ざけるのではなく、そんな時こそ大人の出番で、その物語が訴えていることや伝えたいことは何かを子どもと一緒に考え、時に導きながら探していくことが大事なのではないかと思います。

 

最後に ~ 『アンパンマン大研究(フレーベル館)』 より ~

「アンパンマンはなぜばいきんまんを捕まえないのですか」 との問いに、「アンパンマンとばいきんまんは、光と影、陰と陽、プラスとマイナスのような関係」 とし、 「アンパンマンはなぜすぐにばいきんまんをアンパンチでやっつけないのですか」 との問いには 「アンパンチはやっつけることが目的ではなく、悪事を止めることが目的だから」 としています。そして、アンパンマンとばいきんまんの闘いは誰しもが抱く「良い心」と「悪い心」の象徴であり、常に「悪い心」を自身のアンパンチで制御しながらバランスを保っている人間そのものを表していると綴られています。

世の中は決して綺麗ごとだけでは成り立たないしスムーズなことばかりでもない。アンパンマンや昔話をはじめとする物語から子どもと一緒にそんな背景を読み取り、人の心情なども学んでいけたらいいのではないでしょうか。

 

 

園長    伊勢 千春

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未来を想像して

先日、リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰さん。

あまり意識したことがなかったのですが、スマホやパソコンなどにはなくてはならないものだということが、恥ずかしながら今回のこの吉野さんの受賞でわかりました。

日本人が宇宙へ行ったりノーベル賞を受賞したりすると必ず会見が開かれ、たくさんのインタビューに答えたり子ども達にメッセージが伝えられたりして、私は毎回このような人たちの話を聞くのを楽しみにしています。会見が開かれると、テレビのチャンネルをひっきりなしに変えたり、新聞記事にもかかさず目を通したりしています。どんな頭の構造でものごとを考え捉えてきたのか、これまでの苦労はどんなものだったのか、そしてこれから未来に向けてどんな構想を持っておられるのかなど興味津々です。そして子ども達にむけてどんなメッセージを送るのか、自分に送られる言葉のような気持ちで毎回聞いています(笑)。自分のいる場所とは全くかけ離れたところにいる方だからこそ、余計にどんな考え方をしているのだろうかと興味がわきます。

今回受賞を受けて最初の会見で、長い研究の中で大事にしてきたことや大切だったことなどを聞かれた吉野さんが答えられていたこと。ひとつは粘り強さを持つということ。そして壁にぶつかっても何度も耐えていくという執着心。これらが絶対必要とおっしゃられていました。しかしそれだけでは疲れてしまうから、壁にぶつかった時にどうにかなるさ、まあなんとかなるさという柔らかさも大事で、この二つのバランスをどうとっていくか非常に難しいが重要なことだと話していました。

研究者である吉野さんの言葉ではありますが、決して研究者にだけ必要なことではなく、どんな職業においてもどんな人にもどんな立場であってもこれは大事なことだと言えることなのではないかと思いました。職業人としてももちろん大事な部分ですが、私自身家に帰れば母親でもあり、そのような違う立場になってもこのような考え方は大事だなーと妙に納得してしまいました。物事に対して粘り強く、そして壁にぶつかってもそれを何度も耐えてまたそこに向かうということはかなりエネルギーの必要なことですが、だからこそ、そこを時には少し緩めたり、楽観的に考えたりしなければ周りも自分自身も疲れてしまうでしょう。そう考えると、頭の柔軟性、考え方の柔軟性は大事な部分だろうと思います。

そして、何よりも私が今回のことでワクワクしたことが2つありました。

それは、今後は電気自動車への応用も含め、リチウムイオン電池は環境問題に対して答えを出していく使命を帯びているとの話から、近い将来『空飛ぶ車』も実現が期待されるとのこと。皆さん、空飛ぶ車ですよ~!!!私の中ではワクワク以外ないです(笑)!漫画や映画に出てくるような映像が現実となる日が来るかもしれないことを考えると、何年先、何十年先かは分かりませんが、想像が膨らみます。私自身がそこに立ち会えなかったとしても子ども達の未来は決して悪くない、きっとこうして新しい未来が創られていくのだと思うと何だかドキドキしてきます。娘は「そんなに発達しなくてもいいんじゃない?」となんともクールでしたが、今年の台風のように災害で救助に向かう場面や環境問題など様々なことを考えると私は発展してほしい分野だなーと期待します。

そしてもうひとつ。

会見の中で、「私達人類は自然現象の中で本当に理解しているのはたぶん1%か2%くらい。98、99%は未知の哲学の状態でいろいろなことが横たわっている。だからチャレンジすれば必ず誰かがとんでもないものを見つけたりとんでもない発明をしたりするだろう」ことをおっしゃっていました。すごいことだと思いませんか?こんなに文明は発達しているのに自然現象の中で私達が知り得ている事がまだ1~2%しかないなんて。残りの98~99%まだまだ未知のこと…ということは、これから解明されることや知り得ていくことはとんでもなく無限にあるといってもよいのではないでしょうか。

 

以前、高校の数学の先生をしていらした保護者のAさんとお話しした時のことを思い出しました。

私は理数系は全くの苦手分野で学生時代はその分野の面白さや楽しさがまるで分からず、なぜこういうことを学ばなければならないのか、これは将来役に立つのだろうか、いつ使う時がくるのだろうかなどということばかり考えていました。(この分野の先生方、大変申し訳ありません!!!) しかし、Aさんに何気なくそんな話をした時に「それは教えてくれる先生がよくなかったね、残念でしたね~」と、冗談交じりに笑われました。そして 「数学や物理、化学それら全般は、確かに将来全ての人の役には立たないことの方が多い。しかし、ごく一部、たった一握りの人でいいからそれらを学校で学んでいく中で、もっと知りたい、なぜこれはこうなっているのかもっともっと追究したい、という人を創りだすためにやっているようなものかもしれない。」 と言っていました。そのごくごく一握りの人の興味がそこに向かわなければ、今回のようなリチウムイオン電池にもたどり着かなかったかもしれませんし、そうだとしたらパソコンやスマホの誕生だってなかったかもしれません。そういう意味では、やはり全ての人にとって不必要な学びではなく、必要な学びとなるのでしょう。

そんなことを思い出していた矢先、先日の帰りに手に小さな石ころを握りしめて帰っていったA君。握りしめていたのは石ころではなく『化石』だそう!A君が言うには、めるへんの園庭には化石があるらしいのです。そしてお母さんの話によればA君は毎日化石を掘って家に持ち帰っているらしいのです☆ 翌日A君が、「先生!こっちきて!化石のある場所特別教えてあげる!」というので行ってみると、砂場用の熊手(←A君によれば熊手は化石堀りに必須アイテムだそう☆)を使って掘り堀り。掘り進めていく中で、「すごーい!今日は化石の他に土粘土も発見!」と興奮気味。

A君によれば、左下はただの石ころ。右が化石だそう。真剣に見分ける姿は何とも微笑ましい光景でした。

未来を担う子ども達。

この子ども達にたくさんの夢や希望を託しながら、私もワクワクの続きをしていこう…そう思う今日この頃です。

 

 

園長    伊勢 千春

 

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充実の秋

10月に入りました。

今日から衣替えで徐々に冬服への移行が始まる時期ですが、今日も朝から日差しがさんさんと降り注ぎ、仙台も気温が28度まで上がる予報です。

さて、運動会も終わり活動もさらに充実の秋に移っていきます。

玄関を出ると、この時期しか楽しめない金木犀のいい香りがふんわり漂っていました。そしてキウイ棚のキウイも立派に育ってきています。

「ん?! なんかいい匂いがする!」と子ども達も気付き、「このお花なんていうの?」「おばあちゃんちにもある!」など会話も弾みます。そしてキウイにも目が行き、「まだ食べられないの?」「味見したい♡」などなど見上げながらワクワクしています。

園庭に目をやると、いまだにリレーをして遊んでいる子ども達。しかし運動会前と比べると様子が少し変わっています。今までは年長さんが中心で運動会で一位をとるために真剣に取り組む姿勢だったリレーが、ここ数日は黄色い帽子の小さい組さんも混ざって楽しみながら行っている様子。年少さんは年長さんのリレーやバルーンを見て憧れをもって真似っこあそびが盛んです。「バトンもらう時は腕を伸ばすといいよ」「前の人が走っていったら線のところまで出るんだよ」などと年長さんが教えてくれる姿もみられ、こうしてあそびは次につながっていくのだなーと思いながらみています。

そして運動会を通して体を動かすことの解放感だったりルールのあるあそびを大人数で行う楽しさだったりを経験した年長さんは新たなあそびへも興味が広がっているようです。昨日の体育教室でドッジボールを教わり早速今朝は先生達も一緒になってたくさんの仲間を集めて歓声をあげていました。

なんだか先生達もすごく楽しそう♡♡♡

自由あそびの時間は園庭のあちこちでいろいろなあそびが繰り広げられています。

黄色い帽子の年少さんは何やらビールケースを組み立てて、秘密基地のようなものを作っていたり、秋から冬にかけて人参やカブを植えるために畑を先生達とフカフカに掘り起こしたり。

そうそう。

昨日夕方には砂場で子ども達がいっぱいあそべるように、新しい砂もトラックで山盛り運んでもらいましたよ~。

道路側のタイヤ階段の草むらでは、バッタ探しに夢中の年中さん。

虫カゴを見せてもらうと、いましたいました!大きなバッタから小さなバッタまで。そしてカマキリやカナヘビも!たくさんの虫たちがカゴの中で共同生活をしていました(笑)。

朝の自由あそびの時間だけでもこんなに充実した時を子ども達は過ごしています。

ひとりひとりがやりたいこと、興味があること、友だちから誘われて興味が生まれたこと。みんなのびのびとした時間を過ごしています。

『あそびはまなび』 『とことんあそぶことはとことんまなぶこと』

子ども達はあそびの中から、人との関わりや好奇心、工夫や発見、さまざまなことを習得しています。心も充実感で満たされるこれからの時期、有意義な学びができる教育活動を、私達も工夫していきたいと思っています。

 

 

園長    伊勢 千春

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笑顔がおひさまのかわりに

先週土曜日、無事運動会を終えることができました。

毎年のことですが、9月の運動会は台風やら残暑やらとにかく天候が心配の種ですが今年は曇り空だったものの、雨に降られることもなければ熱中症の心配もなく、子ども達ひとりひとりの笑顔がおひさまのかわりになった一日でした。

入場行進から始まり、かけっこや遊戯とひとりひとりが楽しんだり頑張ったりできていたのではないかと思います。年少さんから年長さんまで、みごとに年齢の差、発達の差がでていたのではないでしょうか。運動会はまさにそのような子どもの育ちが見られるものです。ですから「去年の我が子はこんなだったな~」とこれまでの成長を振り返って懐かしんだり、「うちの子もこんな姿になるのかな~」と、一年後、二年後の我が子の姿を思い浮かべ楽しみにしながら想像したりすることも、また運動会の醍醐味だと思っています。

お昼時間に、おうちの方々からたくさん頑張っていることを褒められてまた午後も頑張ろう!というパワーになっていたようだという年長児の保護者からの声や、こんなに年長さんができるなんて感動したという声、裸足で元気いっぱい入場してきた子ども達や先生達の姿に最初から笑みがこぼれた等々、運動会後たくさんの声をいただきました。ありがとうございます。

今は時代の流れと共になのでしょうか、小学校でも徒競走やリレーは競技種目として行っても順位をつけなかったり組体操も廃止になったりしているところもあるようです。様々な止む無い理由があってのことと思います。頑張った人がみんな一番!と私達も子ども達に話しています。だからこそ、最後まで頑張って走ったら金メダルがめるへんでは全員もらえるのです。しかし、かけっこでは年少年中は順位はつけませんが、年長は等賞ゼッケンをつけた職員がメダルをもらえるところまで誘導したり、リレーも順位をつけ表彰台で優勝カップの贈呈や賞状を渡したりしています。それは最後までしっかり頑張るという心の育ちの他に年長児の心の育ちとして、もっと早くなりたい、一位になりたいというような前向きな気持ちやそうなるためにはどうすればよいか考える力なども育ってほしいと思っているからです。負けて悔しい、思い通りにいかない等心の葛藤も子どもなりに味わうと思いますが、そのような想いが芽生えた時にそれで終わらず、じゃあ次はどうすればよいか立ち直る力や切り替えていく力を含めた強い心も持ち得てほしいと思っています。組体操も形が崩れないコツやどこに力を入れれば危険がないかなどポイントがあります。子どもの体のつくりや発達に応じた幼児期に必要な運動あそびの一環として取り入れていますが、これも経験することで粘り強さや踏んばる力もつき、できた時の達成感や充実感にもつながっていくと思っています。

運動会をきっかけとして、身体をたくさん使ってあそぶことの楽しさやみんなと一緒に何かをすることの喜び、そして、難しいことにもチャレンジしてみるという挑戦する気持ち、自分のためだけでなくクラスのためみんなのために全力を尽くす気持ち、そんな心が育ち次につながればいいなーと思います。

スクールバス登園をお願いしたご家庭、自家用車での登園をお願いしたご家庭、そして徒歩での登園にご協力いただいたご家庭とそれぞれにご理解いただきましてありがとうございました。また、加茂地区にお住いのお父さま方には早朝の会場設営の準備にもお力を貸していただきありがとうございます。こうした皆さんのご協力やご理解のおかげでスムーズに当日の運営を行うことができました。

 

さあ、来週からは10月。

秋の心地よい季節がやってきます。

幼稚園隣の森は、どんぐりや栗、バッタやコオロギ…たくさんの魅力いっぱいの自然のおもてなしをしてくれます。虫の音に耳を傾けるもよし紅葉した葉をみるのもよし、耳で目で五感をフル活用させながら、また運動会とは違った学びがたくさんできる秋を子ども達と満喫したいと思います♡

 

 

園長    伊勢 千春

 

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