園長室から

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

一通の手紙

先日の朝のこと。

登園時間中だったため、子ども達の出迎えのため玄関先に立っていると、自転車に乗ったご高齢のご婦人がおいでになりました。駐車場に自転車を止めると何やらカバンの中をガサゴソ。取り出したのは一通の手紙でした。駐車場にいた職員に手紙を渡すと、すぐにまた自転車に乗って行かれてしまいました。受け取った職員から「園長先生宛の手紙だそうです」と聞き、みてみると確かに『めるへんの森の園長先生へ』と封筒に書いてあり、封筒裏にはお名前が書かれてありました。中の手紙を読んでみると、加茂に40年近くお住いのNさんからのもので、『突然の手紙を大変失礼いたします』という書き出しから始まっておりました。先日、めるへんのスクールバスが通過しようとしていたので、Nさんが手を振ったところ、乗車していた園児5名全員がNさんに手を振り返してくれたそうです。手紙には『手を振ってもらっただけと思う方もいるかと思いますが、私は涙が出てしまいました。』と書かれていました。実はこのNさん、めるへんとつながりもあったようで、当園の創設者で初代理事長と初代園長がNさんのお父さんと友人関係にあり、何度も家に遊びにいらしたことがあったと綴られておりました。ですから当時たくさんめるへんの話も聞かされたと言います。今回、めるへんの子ども達が見ず知らずの自分に手を振り返してくれたことをきっかけとして、ご生前、お元気でいらした頃のお父さまとめるへんのかかわりが懐かしくよみがえり、今回お手紙をしたためて下さるきっかけになったのだろうと思います。

こんな素敵な内容のお手紙に私もほっこりした気持ちになりました。そして、めるへんの子ども達がバスの中から知らないおばあちゃんに手を振り返した人懐っこさにもほっこりしました。

この手紙の話題をM先生にしたら、「このあいだ○○組に引率して隣接する風の子公園に行った時も、子ども達から散策している方たちに向けて「こんにちは~」と元気に挨拶していたんですよ。年少さんなのにすごいですよね」とエピソードを話してくれました。きっとこのような光景はこのクラスだけのことではないと思います。常々、めるへんの子ども達は自分達から元気に挨拶してくれるとか、用があって園にいらした保護者や見学の方、業者さんを問わず、「誰のママなのー?」とか「誰のお父さん?」と、とても人懐っこく自ら声をかけてくれる…という話はよく聞いておりました。子ども達のこのような行動は周りの大人の影響が大変大きいでしょうから、きっと、日々先生達が挨拶の大切さを子ども達に伝えてくれたり、率先して自ら声を出したりしてくれているからだろうと思います。そしてそれはもちろん園だけのことではなく、ご家庭でも同じくだろうと思います。今の時代は防犯の観点からすれば、知らない人とは挨拶をしたり会話をしたりすることを積極的には行わないかもしれませんが、それだけでは何だか寂しく、暮らしにくい世の中のような感じがします。こうして子ども達が人とコミュニケーションをとり、自然に人とつながることは本当はとても心温まる素晴らしい事だということを改めて感じました。そんな子ども達の行動が一人の方の心を揺さぶりわざわざご丁寧にお手紙まで書いて下さるほどの出来事になったわけですから..。

このまま子ども達が心も身体もスクスクと成長していけたらいいなーと思った秋の日でした。

さて、寒さも少しずつ本格的になってまいりましたがめるへんっこは相変わらず元気いっぱいです☆

近頃の朝の自由あそびの風景です。

 

☆笛作り名人の先生に教わりながらツバキの実で笛作り☆  ☆先生とお相撲対決☆

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☆先生VS年長児ドッジボール対決☆       ☆転がしドッジボール☆

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☆ビールケースで囲いを作りおうちごっこ☆    ☆はないちもんめ☆

IMG_0414IMG_0418             ※おうちごっこでは通りかかった私を見つけ、すかさず「園長先生、赤ちゃんになって!」とリクエストがあり、さらには「ずっと泣いててね!」と追加リクエスト(笑)。リクエストに応えて「おんぎゃ~おんぎゃ~」と泣いていると、「はいはい、そんなに泣かないの~。もうすぐごはんできるから、まっててね」「おねえちゃん、赤ちゃんにミルク飲ませててー」と本物のお母さん顔負けのお母さんっぷり!「すごいね。本物のお母さんみたい」と私が声を発すると、「赤ちゃんはおしゃべり出来ないからずっと泣いてて」と怒られ、しばらく「おんぎゃ~おんぎゃ~」と泣いていた園長です(笑)。

 

 

園長     伊勢 千春

 

 

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学び、何度でも

11月になりました。園庭のイチョウの木はきれいな黄色に変化し、目を楽しませてくれています。少しずつイチョウの葉が落ち始め、子ども達がその葉を拾い、イチョウの葉で花束づくりをしています。園庭のコナラの木も少しずつ黄色やオレンジに紅葉し始め、日に日に変化する葉のグラデーションも秋の深まりを感じ取る一つとなっています。

さて、そんな秋の深まりとともに、先月、オンデマンドでの研修を二つ受け、私自身も学びも深めているところです。一つ目の研修は食物アレルギーについて、もうひとつは幼保小の連携や接続についての研修でした。オンデマンドの為、自分の時間のある時に受けられる良さがあり助かっています。

今年度は、私自身普段の年と比べると少し忙しい年となっております。理由は仙台市私立幼稚園連合会の役員になっており、研修部長という大役も仰せつかっているため、幼稚園の仕事の傍ら市内の研修担当の園長先生方と一緒に、幼稚園教諭のための研修会を計画しております。園の仕事との両立で、例年に比べハードスケジュールですが、幼稚園の事は先生達が、そして仙台市の研修会の事は他の研修部の園長先生方と連携を図り、なんとか頑張っているところです。

役員の引き受けは二回目ということもあり、大変なことは重々承知しておりましたが、この数年の間にリモート研修になったり申し込み方法もWEBでの申し込みになったりと研修会開催スタイルもかなり形が変わりました。ですから新しく覚えることも多く、心配事も多々ありました。しかし、今回思ったことは、このような研修会を陰で支え、開催してくださる方がいるからこそ、私も含め当園の先生達もこれまで様々な研修会に出て、たくさんのことを学ぶことができたのです。そう考えると、これまで先生達のために研修会を陰で企画し当日の開催までお世話してくださっていた他園の役員の園長先生方にも感謝の気持ちでいっぱいでした。

そして今回研修部役員になって学べたことがもう一つありました。

本来受講する側だった昨年度までは、研修会のテーマや講師の先生を見て申し込みをしていたため、同じようなテーマや二年続けて同じ講師の先生の講話では、申し込みを見送っておりました。そして、当園は満三歳児以上の子ども達のお引き受けのため、0~2歳児の乳児の研修内容についても受講を見送っておりました。しかし、今年度役員という立場からほぼ全ての研修を受講することになり、自分にはあまりかかわりのない分野だと思っていた研修も、講師の先生の話を聞いてみると、0~2歳はこんな風に保育士さん達が愛情を注いで子どもとの関わりを充実させているんだと勉強になったり、年齢が小さい分安全面においてはこんなところにもアンテナを張っているのかと驚いたり。本当に役立ったと心から思っています。同じ講師の先生の同じテーマの研修でも、新任で受講するのと、5年目、10年目、主任、園長と立場が変わって受講する研修とでは学び方がまるで違うことに気づきました。学びの入り口も違えば出口も違う、だから一回受講したからもう大丈夫…ではないのですね。

初代園長もよく会議のたびに同じ話を何度も何度も繰り返していました。若い頃は、「園長先生、私たちに話したことを忘れているのかな?」「また同じ話してる」なんて、大変失礼なことを思っていました。しかし、今この立場になってみると、大事なことは何度も繰り返し先生達に伝えたくなるのです。かりに今は話を聞いて心にスッと入らないことも、何度か聞くうちに「そうそう!そんなこともある」とか「うんうん、それってすごく大事」と心に響く先生が一人でも現れたなら〇と思っています。若い頃はそんな失礼な思いでいましたが、のちに心に響き、身についた教えというものは何十年経っても忘れないものとなるのです。

今回受けた二つのオンデマンドの研修もこれまで何度か受講したことのあるものでした。しかしここ数年は受けておらず、数年ぶりに受けた研修は全く目新しいものに感じました。もちろん大事なところは、「やっぱりここが大事なのは変わらずだな」と再確認できたり、「2~3年の間にこんな新しい取り組みもしているんだ」など、新たに当園にも取り入れてみたい内容だったり。中には目からうろこ!という内容もありました。

 

大人の学びもそうであるように、子どもの学びも一度知ったから終わり…ではとてももったいないし、もしかしたら本当に心で理解するには何度だって同じことを学ぶこともいいのだろうと今年改めて思いました。学びに年齢は関係ないし学ぼうという意欲さえあれば何度だって学びから違う発見ができるかもしれません。

言葉は常に生きているし受け取り側の心も生きています。だからこそその時々でどの言葉やフレーズが心に響くのかは個々によって違うでしょうし、自分のその時の状況によっても違ってくるかもしれません。

役員としての研修部のお務めは2年任期。来年一年残っております。普段の年に比べれば忙しさも倍増ではありますが、来年度も幼稚園の先生達がより豊かな学びができ、それを子ども達に反映していけるような企画運営を行っていけるよう、私も頑張りたいと思っています。そして、何よりも私自身も様々な新たな学びができることを糧に取り組んでいきたいと思っております。

 

 

園長    伊勢 千春

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前向きな言葉

担任が発行しているクラス便り。そのクラスの裏話や面白エピソードが手に取るように伝わってきたりクラスの情景が浮かんできたりするため、おたよりチェックをいつも楽しみにしているところです。

先日、年少組のあるクラスのおたよりにこんな記事がありました。

入園したての頃は生活習慣面もまだ自分でできず、整うまでにかなり時間がかかっていたとのこと。しかし今は少しずつ自分でできる力がついてきていると。にもかかわらず、身支度や給食に時間がかかりあそぶ時間が削られてしまうという現象が起こっているという内容でした。その原因は、おしゃべりが止まらない(笑)、自分のことよりも周りのことがとにかく気になる、ぼーっとお友だちがやっていることを眺めている等々。いずれにしても周りが影響して手が止まっているようです。しかしこれはダメなことではなく、まさに年少さんに起こり得る姿です。入園したての頃は周りの事など全く目に入らず、友だちのことも気にならずに自分の気の向くまま行動していたのに、少しずつ友だちの存在に目が向き、周りとの関わりが生まれてきたからこそ、新たな問題が出てくるのです。友だち同士のいざこざや小さなトラブルだってそうです。友だちとのいざこざやトラブルは、相手も関わってくることなのでできることなら回避してほしいと思うのが親心です。しかし、友だちに目が向き、友だちとの関わりが生まれなければこのような状況にもならないわけですから、成長の過程の大事な経験でもあります。そして、このように身支度や食事に時間がかかる理由も変化してきています。しかし、いずれにしても身支度が進まなければあそぶ時間も減ってしまうし、いつまでも時間だけが経過してしまいます。そこで、このクラスでは『生活習慣強化月間』と題し『早くできたらたくさん遊べるよ作戦』を決行中とのこと。

ー作戦その1ー

「さあ、先生はもう準備出来ちゃったから遊びに行こ~っと」と早く身支度が終われば早く楽しいことができることをアピール。これまでは「待つ」という姿勢を一番に考え見守っていたところから、大人側も関わり方を変更。「僕も早く遊びに行きたい!だから早く着替えなくっちゃ☆」という刺激を与える先生のこのようなアピールは、子ども達をハッとさせ自ら行動する気持ちを起こすこと間違いなし。

ー作戦その2ー

実況中継してスピードUP作戦。「○○ちゃんはもう~~が終わっています☆」「おっ!○○君は○○が1番でした!」など、周りの子を褒めながら刺激を与える作戦。こうすることで、自分もそんなふうに認められたい、褒められたい、「ぼくもぼくも!」という気持ちが沸き起こり、先生が注意したり促したりしなくても自然とスピードUPが狙える作戦です。

 

このクラスだよりを目にし、以前読んだ本に『肯定的な言い方の実践運動に努めましょう。否定的な言葉撲滅運動』という内容が載っていたのを思いだしました。

A 「この牛乳飲まないと大きくなれないよ』

B 「この牛乳飲むと○○みたいに大きくかっこよくなれるよ」

A 「野菜食べないと強くなれないよ」

B 「野菜食べると風邪もひかず元気パワーがモリモリになるよ」

A 「早く寝ないと明日起きれないよ」

B 「早く寝ると朝気持ちよく起きられるよ」

同じ内容を子どもに伝えるにも、肯定的な言い方と否定的な言い方では受ける印象が違いませんか?血液型とは違うので、本人の心がけ次第でA型だった人がB型に変わることができると書いてありました。

 

また、以前受けた研修のこともふと思い出しました。

声をかけてもなかなかお部屋に戻れない子や、何度繰り返し話しをしてもスムーズに取り組めない子などへの関わり方。

その子にばかり注意を向け、できないことをとがめるのではなく、周りの子にあえて注意を向け「わぁ~○○君ってお片付け上手だね」「お!○○ちゃんはお集まりするのが早いね」などできている周りの子の行動をたくさん認め褒めていくことで、自分も認められたい、褒められたいという思いが出て行動に移しやすいという内容でした。そのような環境に影響されて自ら行動に移ることができれば、その子のこともたくさん褒めてあげられ次につながるようになり、本人にとっても周りの子にとっても気持ちの良い環境がつくられるという研修内容でした。

注意や小言ばかりでは育つものも育たないし、親や大人の想いは心に響いていかないでしょう。

 

私自身も子育て全盛期には、幼い我が子にたくさんのトゲのある言葉を発してしまい、あとで後悔するといったことも度々ありました。ついつい子どもが小さい時には脅しになってしまうような言葉が出てしまいがちです。親も人間ですから、疲れていたり余裕がなかったりすると、考える前に言葉が口をついてしまい、後に後悔する…ということは誰しもが経験のあることだと思います。そして家族など自分に近い存在にはなおのこと、なかなか心遣いができないものです。

物の見方や言葉の使い方を少し変えるだけで、心のトゲトゲが生まれるかヤル気になるかの分かれ道になり、どちらの道を進んでいくかで子どもの心の豊かさも変わっていくかもしれません。

 

 

園長    伊勢 千春

 

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想像力の育ち

10月に入り、朝晩はすっかり涼しくなり一気に秋が進んできました。

園に隣接する風の子公園の木々も、緑から黄色やオレンジに模様替えを始めています。

園庭のコナラの木に実っているどんぐりも、少し前までは色鮮やかな緑色だったのに、少しずつ茶色に変化してきていることを子ども達が知らせに来てくれています。

秋は運動会も終え、友だちとの仲の深まりやクラスの一員というより強い一体感が生まれる時期です。そして秋が深まっていくのと同じように、あそびも充実し、子ども達の心も深まってより一層豊かになっていく時期でもあります。

 

先日、年中ほし組のクラスだよりにほっこりする記事が載っていました。

童謡『どんぐりころころ』をクラスで教えていたある日の集まり時。A君が「どんぐりはどうやってお山まで帰ったんだろうね」と歌の続きが気になる様子。その後、子ども達の想像が膨らみ「どんぐりのお尻はドリルみたいだから、穴を掘って帰ったんじゃない?」「どじょうが送っていったのかなー」と歌の続きについて話が盛り上がった様子。そして子ども達のワクワクが膨らみ、ほし組オリジナルの三番の歌詞が出来上がったそうです。

せっかくなのでほし組オリジナルの『どんぐりころころ』の三番をご紹介します。一番からの歌詞を懐かしみながらお楽しみください。

 

『どんぐりころころ』 作詞:青木存義     作曲:梁田貞

どんぐりころころ ドンブリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て こんにちは
坊ちゃん一緒に 遊びましょう

どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた

~オリジナル三番~ 作詞:ほし組の子ども達

どんぐりころころ 帰ります                                         お池を掘って 帰ります                                        どんぐりドリルで お山まで                                      どじょうとさよなら ばいばいばい

 

毎日三番まで歌っていることがクラスだよりに綴られていました。何ともかわいらしくほっこりする歌詞の上、そのオリジナルの三番をまじえた歌を歌っている光景も、想像するだけでほっこりし笑みがこぼれてしまいます。

ちなみにこの『どんぐりころころ』の作詞者、青木存義氏は宮城県松島町の出身。幼少期の自宅の庭には「どんぐり」が実るナラの木があり、その横には大きな「池」があったそう。青木氏は朝寝坊な子どもであり、それを改善したいと母親が知恵を絞り、庭の池に「どじょう」を放し、どじょうが気になって青木氏が朝早く起きるようになるのではないかと考えてのことだったそうです。この作品は、当時の思い出を元に制作されたと言われているとのこと。松島という馴染みのある宮城県で生まれ育った青木氏と、三番の歌詞をみんなで楽しみながら想像し考えた子ども達とのつながりに、何だか感慨深い想いに浸ってしまいました。

子ども達の豊かな想像力はこうして何気ない身近なところから磨かれていくのですね。少しずつ秋が深まっていくのと同時に、子ども達の心も豊かさに深みが増していくのだろうと思うと、これからの時期がますます楽しみになりますね。

夜に聞こえてくる虫の声、色鮮やかな紅葉、落ち葉を踏んだ時のカサコソの音。見上げる秋の空も、これまでの夏の空とはまた違った空に見えるものです。

日々の忙しさの中でも、私達大人もそんな周りの変化を楽しめる心のゆとりができたらいいですね。子どもを取り巻く私達大人がそんな心のゆとりを持ち、少しでも心豊かに過ごせたら、きっと子ども達も自然に心健やかに育っていくでしょう。

これからのいい季節。

隣の風の子公園へもたくさん足を運び、自然の中で五感を研ぎ澄ませ、より心の充実がはかれるような、そんな環境づくりに努めていきたいと思います。

 

 

園長     伊勢 千春

 

 

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充実した活動の時期

9月も終盤にさしかかりました。

9月前半は、親父の会主催のどろんこ大会、そして年長サチアレイベントに続き、各学年、ボディペインティングや土粘土など家庭ではできないようなダイナミックな活動を楽しむことができました。土粘土では保護者の皆様にも活動に参加していただき、お子さんのあそびの様子やクラスの雰囲気などを感じていただける機会を設け、子ども達と一緒に土粘土の魅力を体感していただくことができました。

当園の活動の基本的な趣旨は、とことんあそび、とことん楽しむこと。頭で考えるだけでなく、五感を使い様々なことを心で感じ体感することです。そして、この幼児期にしかできないような経験や家庭ではできない体験を先生や友達と一緒に経験し、その中で人とのつながりやコミュニケーションも自然に育まれていきながら心豊かに育っていってほしいと願い、活動計画を立てています。どんな活動も、ワクワクしながら飛びつく子もいれば、初めての経験にドキドキして周りの様子をうかがいながら少しずつ取り組んでいく子もいます。そのような姿は当然のことであり、そこをうまく私達が子どもの心に寄り添い、ひとりひとりのペースに合わせながら取り組んでいけたら、子ども達の心も『楽しい』『ワクワク』『もっとやってみたい』に変わっていくはずです。子ども達にはまだまだこれからたくさんの『初めて』に出合って、いろいろなことを経験してほしいと思っています。

 

来週は運動会も行われるため、現在、かけっこやお遊戯など身体をたくさん動かして活動する子ども達の姿もたくさん見られています。

そんな中、昨日は運動会の予行練習がありました。一生懸命な子、ちょっぴり遠慮がちな子、皆とワイワイ楽しそうな子など様々でした。かけっこでは女児と一緒に走っていた年中男児が女の子に走る道を譲るような、まるでレディファーストしているのかな(笑)と思えるような素振りがあって思わずクスっと笑ってしまったり、年少の時には泣いて走らなかった子が懸命にゴールを目指している姿に感動したり。子ども達の個性がキラッと光る総練習でした。

どうしてもこのような行事になると、我が子の姿を他の子と比べてしまうことがあるかもしれません。しかし、いつもとは違う環境や大きな会場に圧倒されてしまう子や緊張してしまう子がいても、それは当然の姿です。ですから、当日はぜひ温かい目でご覧いただけたらと思います。

ここ数年の運動会は、新型コロナウイルスの影響で学年ごとの開催になっていたり、観客も保護者に限定したりという内容でした。しかし今年は全学年合同での開催、そして祖父母の皆さんにもお孫さんの成長の様子をご覧いただけるような開催方法に致しました。

運動会の見どころは・・・

大好きな家庭からはじめて離れて集団生活を送っている年少さん。最初は泣いて登園していた子達が先生やお友だちと一緒に行進したりかけっこしたり踊ったり。それぞれがマイペースにわちゃわちゃしているところが年少さんらしくてとてもかわいらしい♡

年中さんはかけっこや玉入れ、遊戯と三種目を行います。今年はドラえもんをテーマに遊戯を行いますが、みんな元気で観ていてとっても楽しい!円から直線への隊形移動も頑張っています。カラフルな衣装もなかなかですので是非楽しみにしていてください。

そして年長さんはかけっこにリレー、組体操やバルーンとみどころが盛りだくさんです。1学期末にできなかった行事が2学期に食い込んで9月の初めは練習がなかなか思うようにできませんでした。それでも年長学年の担任達や体育教師が力を合わせ、観に来て下さるおうちの方々に年長らしく頑張る姿を見てほしいという気持ちを込めて、最後の仕上げに入っています。そんな頑張る力がたくさんついてきている姿にご注目下さい。

全学年通して観ることができる運動会は、そんな学年の差を味わえる良さがあります。年少さんの姿を見て「小さくてかわいかった年長さんも今ではこんな走りができるようになったのか」と驚いてみたり、「たった二年間でこんなに頑張る力がついたのか」と感動してみたり。そしてきっと年長さんの姿を見て二年後の我が子は…来年の我が子は…とお子さんの姿を年長児に重ねて期待が膨らむことと思います。是非そんな想像力も働かせながら楽しんでご覧いただけたらと思います。

こんなご時世でなかなか声援を送ることが難しい風潮ではありますが、それでも子ども達の頑張りや先生達の頑張りに、時に声援を送っていただけたらと思います。そしてたくさんの拍手をお願いします。

子ども達はマスクを外して運動会に参加いたしますが、先生達の間ではマスクを外すならやっぱり掛け声を出すのは難しいかな…友だちが頑張っている姿に声援はどうだろう…などモヤモヤが出ていたようです。しかし、子ども達の声のない運動会はやっぱり寂しい。そして友だちの走りに「がんばれ~!!」と声援を送れないだなんて、そんな運動会は運動会じゃない…と。昨日の予行練習を見てそう感じました。やはり友だちを応援する声が響き、決めポーズの時の元気な掛け声があるような、そんな運動会らしい運動会を子ども達には経験させたいと思っています。ですから、「めるへんらしい元気な掛け声のある運動会にしよう」と先生達には伝えました。

 

幼児教育で一番大事なことは心の育ちだと思っています。

心の育ちを目指すのであれば、やはり友だちを応援する『声』は友だちやクラスメイトへの『想い』であり心の育ちの現れです。もちろん気合の掛け声やダンスをしながら楽しくってついつい口ずさんでしまうかわいらしい歌も♡

当日はそんな子ども達の『声』も皆さんに届くめるへんらしい運動会が開催できたらと思っております。

 

 

園長   伊勢 千春

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