園長室から

心に思うこと、その時感じたことをそのまま綴る、園長の徒然日記です。

梅雨だからこそ気分を上げて

七月になりました。

関東地方では既に梅雨明けしたとのことですが、仙台はまだ少しかかるようですね。とは言っても、先週からの30度を超えるこの毎日の暑さはかなりこたえます…。いつもは夜、布団に入るとおやすみ三秒の私でも、昨日は寝苦しく寝付くまでに時間がかかり、そんな自分に驚いています(笑)。仙台で6月からこの暑さというのはなかなか珍しいように思いますが、年々東北地方でも暑さが関東や九州並みになってきていますので、本当にこれからは暑さにも耐えうる体作りをしていかねばならないなーと思っているところです。子ども達と先生達の熱中症も心配です。朝から園庭ではシャワーで水まきをしていましたが、子ども達がシャワーに群がり、歓声がここ数日響いています。こまめな水分補給はもちろんですが、身体もこのようにこまめにクールダウンさせたり、炎天下での外あそびの時間を調整したりしていき、工夫しながら活動に当たっていきたいと思っています。

さてこんな暑さが続いてはいるものの、まだ仙台は梅雨。

梅雨といえば、ジメジメと湿気が多く、なんだか気分ものらず…という方も多いのではないでしょうか。梅雨の時期は小さいお子さんを連れての外出や園バスへの送迎なども一苦労だと思います。しかし、そんな少し浮かない気分になる時だからこそ、私はあえていいもの探しをするように意識しています☆

そのひとつに、先週の金曜日は暑い中、バザー委員さん主催で『めるへんバザー』が開催されました。たくさんの物品が皆さんのご家庭から寄せられ、またそれらが他のお宅で再活用され、そこで得られた収益は子ども達のために活用されます。そのために、当日はバザー委員さんが『祭』と書いてあるはっぴを着て、声を張って呼び込みをしていたり、タイムセール?!とまさにお店のような工夫を凝らし、声を出していらっしゃったり。客観的にみるとそれらの光景は、この梅雨時期のどんよりを吹き飛ばして下さる活気溢れる光景でした。

子ども達もそうでした。

金曜日は年長児のボディペインティングの日でしたが、「…えっと~お顔よーくみせて…んっ?!○○君かな?」ともはや原型をとどめていないくらいダイナミックなフェイスペイントをしている子も多く、見ているだけでこちらまで元気がもらえるようでした。それは子ども達だけでなく、先生達も♡ 子ども達と同等にあそびをとことん楽しみ、子ども達のワクワク感や楽しさを一緒に共有している先生達が私は自慢です☆ (※自画自賛ですみません…でも本当です…。)

※写真はHPのめるへんニュースでご覧ください☆

この日、昼過ぎから研修会に参加しなければならない先生もいましたが、その先生でさえも相当なペイントっぷり!感服しました。活動の終盤に雨が少し降ってきましたが、気温も高かったこともあり、身体についた絵の具がカピカピに乾いてしまう前に天然シャワーが降ってきてくれて、子ども達の体も洗いやすくなったねーなんて先生達と笑いあっていました。こんな子ども達の元気な姿をみたり、雨をも逆にラッキーと受け止めたりしていると、梅雨なんて大したことないや…と思ってしまうくらいです。心の持ち方ひとつで見える世界もこんなふうに変わってくるようです。

梅雨の合間にもこの暑さを最大限利用し、ボディペインティングや泥んこあそびなど、今しかできないあそびをとことん満喫していきたいと思っています。

そして今日見つけたいいもの☆

6月、梅雨の定番のアジサイ。めるへんのアジサイもこんなにきれいな色をつけました。このアジサイの花を楽しめるのも、また今の時期だけかと思うと梅雨もそんなに悪くない。

暑くてぐったりするし、ムシムシジメジメして不快指数は高まり、疲れも倍増しますが、あえて元気に挨拶しよう。空気はモワッと息苦しいけれど、それでもあえて笑顔で元気に声をだそう。そうしたら周りにも元気パワーが少しは広がるかも。

。。。自分に言い聞かせている感もだいぶありますが(笑)、それでも気持ちをあえて前向きに持っていくと本当にいいものがたくさん見えてくる気がします。

今日もだいぶ暑いですが、今週中盤からは梅雨空に戻りそうですし、気温も落ち着く予報が出ています。夏本番がやってくるのはまだ少し先になりそうな仙台ですが、熱中症などには十分気を付けながら、あそびも十分満喫できるそんな7月を過ごしていきたいです。

 

園長    伊勢 千春

 

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一喜一憂

先週金曜日、朝の9時半頃、園庭で私は大興奮していました。

めるへんのキウイ棚のキジバトの皿巣にスーッとハトがどこからともなく飛んできたので、んっ?!と思い覗いてみると、飛んできたハトが卵を温めていたハトにくちばしでツンツンと合図らしきものをおくりました。すると、じーっと卵を温めていたハトがチョンチョンっと皿巣から移動し、飛んできたハトの方が今度は皿巣に座り卵を温め始めた瞬間に出くわしたのです。そして今まで卵を温めていたハトが飛び立っていきました。本当に雄と雌が交替してるー!確かに調べによればそのように書いてありましたが、本当にちゃんと交替して卵を温めているんだーと自分の目で見ることができ、すごく興奮し感動しました。すぐに近くにいた先生や技能主事さんにも伝え、感動を共有しました。そんな場面に偶然出あうことができたので大興奮していたわけです。

先週もキジバトの記事を載せましたが、土日にかけて天気が崩れるとのことだったので、休みに入る前日の金曜日には雨に濡れないか少し心配していました。園もお休みになるので子ども達の動きや声など賑やかさも園庭から消え人気がなくなってしまうので、カラスが来ないか…そんなことも心配でした。でも、自然界とはそういうものですから、きっと順応していくのだろうと自分自身に言い聞かせ、帰宅の途についた金曜日でした。

ところが、その不安が的中…。休み明けの月曜日に出勤すると、巣が空っぽになっているようだとの情報がとびこんできました。ええ~?!やっぱり…(涙)。見てみると、皿巣はあるものの、ハトもおらず、ひっそり静まり返っている様子。高い位置に皿巣があるので、卵の有無が確認できませんでしたが、技能主事さんに見てもらうと卵も無いようだとのことでした。その日の午後、カラスが園庭を低空飛行していたのも目撃し、やはりカラスに狙われていたのだろうかと想像すると大変残念な気持ちになりました…。

今朝も見てみましたが、やはり皿巣はひっそり静まり返っていました。

卵がうまれても、自然界でふ化し育っていくのは簡単なことではないのだなーということを改めて思いしらされました。場所を選んで皿巣作りから始まり、親鳥が交替で卵を温めるという様子も目にすることができていたので、今度はヒナがかえり親鳥が餌を運んでくる様子なども見ることが出来たら…そしてヒナが巣立つまでをみることができたならなーなんていう期待を膨らませていたので、今回の出来事は本当に残念でした。しかし、自然界はそう甘いものではないということを学びました。もし休み中の幼稚園の園庭がひっそりと静まり返っていたからカラスがやってきて卵を狙ったのだとしたならば、子ども達の園庭を元気に走り回る動きやはしゃぎ声などは自然に卵を守ることにつながっていたのかもしれないなと思いました。喜んだり心配したり残念に思ったりと、短い期間ではありましたが、様々な感情が湧いて、また機会があったら出あってみたい、そんな体験でした。

 

 

園長    伊勢 千春

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キジバトの抱卵から思うこと

数日前からめるへんのキウイ棚の上にキジバトが卵を産むための場所を作っていました。毎日せっせせっせと小枝を運び簡易的な皿巣を作っている様子がありましたが、ついに卵を産んだようで一昨日から卵を温めています。

こんなに賑やかな場所に良く作ったなーと思ったり、外敵から身を隠すためにはキウイの葉がいい具合に茂っているこの場所は、卵を抱くのに適しているのかも…と想像したり。ここ数日、カラスが若干低空飛行しながら園庭を何度か通過していくのを見て、卵が狙われないだろうかと少し心配しています。

ちなみにキジバトは、調べてみると一般的に一度に2個の卵を産み、昼は雄、夜は雌が抱卵し、15日ほどでヒナが生まれるようです。ということは、卵を温め始めて今日が3日目なので、ヒナが生まれるのは6月最終週頃でしょうかー。雄と雌2羽で協力しながら卵を温めるところも何だかけなげですね。雄も卵を温めるなんて、人間で言えば今でいうところのイクメン♡私も暇があれば足を運び、どんな様子か確認しています。高い所なので実際卵も見えませんが、見守りだけはして無事にヒナがかえったらいいなーと願っています。

子どもを大事に想い育てるのは人間もハトも一緒なのですね。親が子を守るということに関しては動物なら皆そうなのかもしれません。ですが、時に子育てに疲れてしまったり、悩んだりする中で子どもに想いが寄せられない時が出てきて、ニュースでとりあげられるような悲しい事件などにつながってしまうこともあるのかもしれません。私も娘が生まれ小さい頃はいろいろなことで悩みました。気が滅入るようなこともあれば、イライラしてしまったことももちろんあります。今まで幼児についての勉強をしてきて、これだけいろいろな子ども達を見て関わってきても、我が子では思うようにいかないことが多々ありました。そのたびに同僚の先輩ママに話を聞いてもらったり、話の中からヒントを得たりしながら子育て期の自分の中で大変と思う時期を乗り越えてきました。現在娘も高校生になり、小さかった頃とは別の心配もなくはないですが、今は一応一段落というところです。

キジバトは雄雌交互に卵を温めるようにその後の子育ても夫婦で行なっていくのでしょうか。周りの助けはあるのでしょうか。そこの部分はどうなのかはわかりませんが、人間の世界では子育て中の悩みや心配事などがあれば話を聞くこともできますし、一緒に考えることだってできます。幼稚園という場はそういう場であるとも思っています。私も新米ママ時代は周りにたくさん話を聞いてもらったことが最大の助けとなっていましたから、小さなことでも何かあればいつでもママ達の声に耳を傾けたいなと思っています。キジバトの卵の行く末に想いだけは寄せながらー。

 

園長    伊勢 千春

 

 

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こどものつぶやき♡

登降園時間帯の子ども達との関わりは、楽しいこと、ほっこりすることがいっぱい!

 

☆僕のお母さんの名前☆

いつもはスクールバスを利用している年中Aくん。この日はバスを利用せずお母さんが園までお迎えの日で、お母さんが来るのを待っていた時のこと。

私 「あれ?!A君今日お迎えなの?」

A君「うん!そうだよ。」

私 「あれ、そういえば今日A君のお母さん、幼稚園に来てたよね。」

A君「うん。おひさまくらぶにきてたと思う。」

私 「そっかー、今日A君の妹ちゃんおひさまくらぶに来てたもんね。おひさまくらぶ終わった後、お母さんバザー委員さんのお仕事してなかったかなー?あれ?A君のお母さんってバザーさん?」

A君「え…違うよ!ぼくのお母さんは山田さん!バザーさんじゃなくって、山田○○さんだってばー!」

近くにいた先生達と爆笑…!そうだよね(笑)、ちゃんとお母さんの名前が言えて偉かったね。

 

☆どうでもいい話☆

朝、バスから降りてきた年長Hちゃんとの会話。元気いっぱい走ってきてひとこと。

Hちゃん「園長先生!おはようございます!」

私   「はい。Hちゃん、おはようございます」

Hちゃん「あのね、どうでもいいお話があるんだけどー」

私   「えっ?!なになに?どうでもいい話ってどんなかな♡聞かせて!」

Hちゃん「あのねー、今日はとーっても気分がいい日なの!」

私   「おぉー、それはね、どうでもいい話じゃなくて、スバラシイ話です!」

Hちゃん「えっ?!そう?」

私    「そうだよ☆今日も一日楽しもう!」

Hちゃん「おー!」

Hちゃんのおかげで、私まで気分のいい日になりました。Hちゃん、ありがとう♡

 

☆私のお仕事☆

いつも泣いて登園していた年少さんの手を引いて、その子のクラスまで送り届けてくれていた年長のHちゃん。この日は少し寂しそうにバスからひとりで降りてきました。

Hちゃん「先生おはよう。今日ね、Hのお仕事なくなっちゃった。」

私   「おはよー。お仕事?あれ?今日は年少のHちゃん、お休み?」

Hちゃん「うん。お風邪ひいちゃったみたい。いつもお母さんと離れるのがさみしいみたいだったから、今日お手紙書いてきたのを渡そうと思ったんだけどー。だからHの今日のお仕事もなくなっちゃた。」

私   「そっかー。Hちゃんいつも年少Hちゃんのお世話してくれているもんね、ありがとね。でもね、たまにはお仕事お休みの日があってもいいんだよ♡Hちゃんのお父さんだってお仕事休みの日があるでしょ?お手紙は明日渡せるといいね。」

Hちゃん「うん、そうだね。せんせい見て。ほら、年少のHちゃんがすきなシールも貼ってきたんだよ。」

Hちゃんが見せてくれたお手紙には『○○ちゃん、だいすき♡』と自分で一生懸命書いたであろう一言が書いてあり、年少Hちゃんの好きだというキャラクターのシールも貼ってありました。心が育つってこんなことなのでしょうね。

 

なんて素直な子ども達の純粋な声。ひとつひとつに向き合っていくとこんな声がたくさん聴こえてきます。こんな子ども達ひとりひとりの想いに丁寧に寄り添っていきたいな…と日々感じます。

 

 

園長    伊勢 千春

 

 

 

 

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歩き遠足を終えて

先週金曜日、無事お天気にも恵まれ…というよりは30度近いかなり暑い中ではありましたが、歩き遠足を終えることができました。

初めて風の子公園に足を踏み入れた方からは、「こんな場所があったんですねー」という驚きの声や「公園というよりは、森ですね!こんなにアップダウンがある山道だったなんて、油断してましたー」などという声が聞こえてきました。

そうなんです。奥まで散策すれば分かりますが、公園というよりは『森』。なだらかな道も若干ありますが、山道なので基本緩やかでも傾斜があり、階段の段差もけっこうあるのでハードな部分も。しかし、この森にめるへんの子ども達はしょっちゅう出かけ、あちこちを駆け回っています。ですから自然に体幹も鍛えられ、足腰が強くなって体力もついていくのだと思います。前回は五感が豊かになる場所だという内容を載せましたが、それだけではなく、こうして子ども達の体があそびながらおおいに鍛えられ、体力も自然についていくような環境なのです。一般的に現代っ子は外で遊ぶ機会が少なくなっているとか、体力がないだとか、歩く機会が減っているだとかいろいろ言われています。確かに物が豊富になりゲームやスマートフォンなどの著しい普及によって、それらが子ども達の生活にまで浸透してきているわけです。ですから外あそびや身体を使ってのあそびよりも、こどもたちにとって魅力的に映るものが身の周りにあるのかもしれませんね。

だったらせめて幼稚園では大いに野山を駆け回り、大いに土に戯れさせる…。森の中に入り、感性を研ぎ澄ませ、体幹も鍛えられたらこんなにいいことはありませんよね。家庭ではなかなか体験できないからこそ、風の子公園という環境を存分に子ども達の生活に活かしていく、これがめるへんのモットーになっています。

この歩き遠足には、自然に触れること以外に、『最後まで頑張って歩く』という目標も掲げていました。ですから疲れて抱っこをせがんできても、おうちの方にはなるべく自分の足で最後まで歩けるよう励ましながら子どもに寄り添ってもらいたい、そして自分の荷物は自分で持つなど自立に向かうためのいい機会になればいいなーと考えておりました。今年は暑かったので、子ども達も園に帰ってきた時は、だいぶ疲れていたのではないかと思います。それでも、年少さんで抱っこして帰ってきた子がほとんどおらず、感心しました。

たくさん歩いた!抱っこしないで最後まで歩けた!疲れたけど頑張った!というひとつひとつの自信の積み重ねこそ、次へのやる気や意欲につながっていくはずです。そんな小さな自信を子ども達には日々少しずつ積み上げていけるような、そんな森の活用を今後もしていきたいと思っています。

保護者の皆さまも暑い中お疲れ様でした。

筋肉痛になった、当日の夜は爆睡だった、というような話を後日聞きました。心地よい疲れはいい睡眠につながります。子ども達も、たくさんあそび、おなかをすかせよく食べて、ぐっすり眠る…。せめて小さな頃くらい、そんな生活をさせてあげられたらなーと歩き遠足を終えてみて改めて感じました。

私達の考える今回の遠足は、ただ、楽しいだけではなく、自然に触れる、最後まで頑張って歩く、そのような目的で計画を立て、子ども達の心と身体の健やかな育ちにつながる活動でありたいという願いのもとでの行事でした。そのような意味では、保護者の皆様のご協力とご理解のもと、ねらいも達成されたと思っております。

ありがとうございました。

 園長  伊勢 千春

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