2013年11月26日
年長さんは昨年の劇あそびのことをみんなしっているので、どんなお話であそぶのか、始まる前からワクワクしている様子でした。
ほし組では、ピーターパンと孫悟空のお話が合体したオリジナルバージョンの劇あそび。
中には赤ずきんやピンクずきんになる子もいて自分たちの知っているお話に出てくるなりたいものになりきってあそぶ子も・・・。
ピーターパンのお話に出てくる時計ワニを持って、園内のあちこちをねり歩く姿もみられました。
おか組では、桃太郎とエルマーの冒険のミックスバージョン。
お話のはじまりは、鬼が島の鬼に竜が連れ去られた・・・ということからはじまり、竜を救い出すための作戦を立て、ストーリーが進んでいきました。
そしてにじ組では、海の中をテーマに魚やタコ、サメなど海の生き物になり、独自のストーリーが展開されていました。
ある時は話し合いを重ねてストーリーの共通理解を図ったり、またある時は深海に見立てた教室の中で小道具作りをしたり・・・。
年長の劇あそびは、友だちとのイメージを共有することで、よりあそびが面白くなったり新しいアイディアがうまれたりしていくのがみてとれました。
そして、自分で必要と思ったもの、あそびがより面白くなると思ったものは幼稚園にとどまらず、家で作ってきたりする姿もあり、劇ごっこを生活の中で楽しんでいることがうかがえました。
３学年共通して楽しんだこの劇あそび。
クラスや学年を飛び越え、教室を飛び出し廊下やベランダ、園庭や隣の公園と、めるへんっこの劇あそびの舞台は一カ所にはとどまりませんでした。
そして、身近かにあるものをいろいろなものに見立てて劇ごっこの中に取り入れていくことで、あそびが急展開したり、より面白くなっていったり・・・。
~年少組のこぶた達の家に年長の鬼が島の鬼たちが乱入(笑)~
~カラー積み木にある斑点をみて、「ジョロウグモの足跡だ~！」と大騒ぎ~
想像力、そして創造力がより一層膨らんだこの劇あそびの２週間。
表現する力やものを伝える力も、劇あそびを通して成長できたのではないかと思います。
この時期の子ども達にどんな経験が必要か、どんなあそびが必要か、今後も吟味しながら保育活動を行なっていこうと思っています。