2024年12月17日
2学期も残すところあと数日となり、早いもので今年もあとわずかとなりました。
昨日クリスマス集会を終え、残すは合唱会と終業式となりました。今は合唱会に向け、友だちや先生達と練習に頑張っている子どもたちなので、昨日のクリスマスめるへん集会は子ども達にとってご褒美のような楽しい時間になったと思います。
年長児によるキャンドルサービスから始まり、コールめるへんのお母さんたちによるクリスマスソングで一気にクリスマスムードが高まり、続いて絵本サークルのお母さんたちによる劇でした。絵本をモチーフにしたお話を実写版で…と聞いていたので当日までワクワク楽しみにしていましたが、期待を裏切らないクオリティの高さでとても楽しいひと時を過ごすことができました。会の最後にはサンタさんから手紙が届き、子ども達へのクリスマスプレゼントが各お部屋に届いていました☆
プレゼントの中身は『かるた』でした。
めるへんに来るサンタさんは、毎年ちゃーんとお正月に家族みんなでワイワイ楽しめるものをプレゼントしてくれます。そしてあそびながら楽しく文字に触れることができるよう願いを込めて、毎年プレゼントを選んでくれているようです。今は家庭での子ども達の遊びの時間を、一人でも楽しめるメディアやゲームがもしかしたら少ししめているかもしれませんが、冬休みやお正月は是非、ご家族で楽しんでほしいなーとめるへんサンタと同様、私も願っています。
そして昨日の帰りの集まりにはまだ続きがありました。
手作りサークルのお母さんたちが、手作り雪だるまのプレゼントをひとりひとりに手渡ししてくださいました。毎年子ども達にこうしてクリスマスにちなんだ手作りプレゼントをして下さっています。今回のプレゼントは、綿でできている雪だるまでしたが、「かわいい♡」「ふわふわの雪だるまさんだね♡」と子ども達もにっこりでした。
さてさて幼稚園はと言うと。
今は幼稚園中に歌が響いており、ホールからも子ども達の元気な歌声が毎日のように園長室まで聞こえてきます。だからこの時期はなんだかウキウキワクワクしながらこうしてデスクワークにもいそしめます。やっぱり子ども達の歌声っていいものですね。
当園では毎年お遊戯会ではなく合唱会を『生活発表会』として位置づけています。それは『童話』と『童謡』をずっと大切にしてきた教育にも紐づいています。昔から歌われている童謡は歌詞がシンプルでわかりやすく、情景を思い浮かべやすいものが多いので、普段の保育の中にも取り入れ親しんで歌っています。合唱会ではそんな昔から口ずさまれている童謡の他に、日頃から子ども達が喜んで歌っている歌や大好きな歌を厳選してお届けします。歌の上手さや音程の正確さにはあまり重きを置いておりません。なぜなら友だちや先生と一緒に楽しんで歌うことや表現することをねらいとして掲げているからです。
ただ、お客さんに観てもらうという認識は皆持っているのでステージに上がって歌う時の態度や、この歌はどんなふうに歌ったらいいかなどということも、子ども達の年齢によって違いますが、子ども達と一緒に考えています。メリハリを持った発表になればいいなと思っています。
そして、運動会もそうでしたが、合唱会も運動会と同様、学年の差を見ていただけることで、お子さんの成長を感じたり、来年に期待を膨らませたりすることのできるところが、運動会や合唱会の醍醐味でもあります。我が子の学年だけでなく小さい組の子ども達の発表を観て「一年前はこうだったな~」とか、年長さんの姿を見て「来年はこんな姿にまで我が子も成長するのかなー」など期待を膨らませて子育てにまた向かうことができるのではないかと思います。
何より、子どもたちの歌声は私達大人にとっては心のビタミンになるはずです☆ ですから是非、他学年の子ども達の発表もそんな想いで観ていただけたら嬉しいなと思っています。
本格的に冬がやってきた、そんな寒さになってまいりましたが、私の心は昨日のクリスマス集会や合唱会に向けた子ども達の歌声でホカホカです。
是非、合唱会当日は皆さんの心もホカホカになってお帰り頂けますように。
園長 伊勢 千春