2024年09月19日
9月も半ばになり、運動会シーズンになりました。当園でも先週あたりから、運動会ムードが出てきました。
年少さんは「運動会って何?」というところからスタートしますが、まずは先生や友達と体を動かす楽しさを知ってもらえればいいと思っています。大好きなおうちの人が応援に来ていても、離れて先生や友達と過ごすことができれば花丸!というような気持ちで観てもらえたらいいかもしれませんね。年少さんはかけっこも勝敗を意識して走らせていませんので、「みんなとできた。それで充分」くらいのスモールステップを目指してご覧いただければと思います。
年中さんくらいになると、少しずつ運動会の意味も分かり、本人たちなりに頑張ったり楽しんだりできるようになると思います。しかし、まだまだ個人差が大きいです。
子ども達には発達段階がありますし、特に年齢が小さければ小さいほど月齢なども大きく関わってきます。周りと比べるのではなく、一年前の我が子とまずは比べていただくと成長を感じられるのではないかと思います。
そして年長さん。リレーを始めて間もない走りをたまたま見ましたが、本気度が3割程度(笑)。勝敗がつく競技というオーラはなく、なんだかニコニコ楽しそう。さてここからどこまで本気の走りができるのか、成長が楽しみです。
リレーは確かに勝敗のある競技なので、速さを競うという気持ちももちろん育っていくとは思いますが、やはりリレーや組体操からは『皆で力を合わせる』とか『自分の今の一番(全力)を出す』など、そんな粘り強さも育ってほしいと願って取り入れています。個人差はもちろんありますが、それが年長さんの年齢ならできると考えていますので、是非ひとりひとりの、その子なりの種目への向き合い方や粘り強さが育ってくれたらなーと思っています。そしてそんな姿をご家族の皆さんにもご覧いただきたいです。
昨年の今頃と比べたら、どの子もきっとたくましく成長していることと思いますので、是非楽しみにしていてください。
先生達も縁の下の力持ちとして、子ども達の成長を日々支えてくれています。特に運動会は前向きになれるような表には見えにくい『心の育ち』に着目して、毎日パワフルな子ども達に負けないよう汗だくになりながら、モチベーションアップのために声がけしたり応援したりおなかの底から声を出し、保育にあたっています。運動会当日は教職員全員で一丸となって見ごたえのある充実した運動会になるよう精いっぱい頑張ります。
まだまだ日中は暑さも厳しく、疲れもたまりやすいだろうと思います。なるべくご飯をしっかり食べ、夜は早く寝て体調に気を付けていけるといいですね。
園長 伊勢 千春